映画「KANO」のモデル  嘉義農林学校ゆかりの資料、鞍替えで再展示/台湾

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(台北 8日 中央社)契約満了などのため惜しまれながらも7月末で閉館した嘉義農林学校(嘉農)関連の資料展示施設「KANO故事館」(嘉義市)で展示されていた資料が、7日から再び一般公開されている。民間企業が同じエリアでの常設展示を決めたためで、日本統治時代の雄姿を再び振り返ることができる。

嘉農は1931(昭和6)年、野球部が甲子園に出場し、準優勝を果たした。一昨年には台湾で映画化され大ヒット。日本でも「KANO 1931 海の向こうの甲子園」のタイトルで昨年公開された。

故事館は約2年前、嘉義市商圏文化促進協会により日本時代の街並みを再現した檜意森活村(ヒノキビレッジ)の一角に開館。映画のロケ地だったこともあり、観光スポットとして注目を集めたが、契約更新で賃貸料が高騰し、協会では負担しきれないとして、閉館となった。

そんな中、同協会は展示場所を失った資料を活用してもらおうと奔走。同じくヒノキビレッジにある文化展示スペース「旧時嘉義館」での展示が決まった。嘉義市などによると、野球関連の道具や古写真、昭和7年の卒業証書などが無償で貸し出され、公開されているという。

(江俊亮/編集:齊藤啓介)