温暖化が一目瞭然?1850年からの気温推移を視覚化した167枚の気象マップが衝撃的

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温暖化については懐疑論も含めさまざまな議論があるが、先月気象学者によって過去の温度変化を示した気象マップが明らかにされ、注目されている。

167年分の温度変化を地図で公開

この気象マップを公表したのはイギリス、レディング大学のthe National Centre for Atmospheric Science (NCAS)に所属する気象学者、Ed Hawkins博士。

彼はMet Office Hadley Centreから得たHadCRUT4.4というデータセットを用い、1850年から2016年までの地球の表面温度を比較。

年間の平均温度の推移を、167年分の気象マップとして編集し公開した。

基準と比較し、色を付けて表現

このマップでは1961年から1990年の温度を基準にして、約マイナス2.5℃からプラス2.5℃の範囲でカラースケールによって表現。

青く塗られた部分は基準より低く、赤くなるにつれて温度も高くなり、さらにデータが十分に取れなかった部分は灰色になっているという。

地図を細かく見てみよう。まずは1850年代から1890年代。

Climate Lab Book

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さらに1900年代から1940年代。

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1950年代から1990年代。

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2000年から2016年まで。

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最後に全体の推移。

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こう見ると確かに昔に比べて地球の表面温度は上がり、特に1990年代以降は急激に上昇している。

メタンが放出され温暖化が加速?

Hawkins博士はDaily Mailの取材に対し「どうしたら今までの議論を改善させられるかを学ぶために、私はこれまで異なった方法で見てきた地球の変化を視覚化させたかったのです」と語っている。

先日放送されたNHKの番組でも、今後北極圏にある永久凍土が溶け出し、中に含まれたメタンガスが放出されることでさらに温暖化が加速し、今世紀末には平均気温が4℃も上昇するという見解が紹介された。

無論、温暖化に対する懐疑論も根強い。ただし近い未来に起こりうる可能性として、温暖化ついてさらに議論を深めていく必要はあるのかもしれない。