スーパーフードのヘンプから作られたオイルが“ヘンプシードオイル”です。植物性オイルでは、ココナッツオイルや亜麻仁油などが注目されていますが、このヘンプシードオイルも負けず劣らず万能なのです。特にエイジングケアを考えているなら、ヘンプシードオイルはおススメです。

そもそも“ヘンプシードオイル”とは?

ヘンプシードオイルは、麻または大麻などと呼ばれているアサ科の植物ヘンプの実から抽出したオイルです。麻薬として利用されるものと食用のものを区別するため、食用のものはヘンプと呼んでいます。大麻の幻覚作用を引き起こす成分は、葉っぱや穂の部分に含まれており、実には含まれていません。ヘンプは、スーパーフード協会でも大々的に推奨している植物でもあります。ヘンプシードオイルに含まれる栄養は、ビタミンA、C、Eなどのビタミンやリノール酸、α-リノレン酸、γ-リノレン酸などの必須脂肪酸です。

アンチエイジングに効果的な“ヘンプシードオイル”

ヘンプシードオイルに含まれるビタミンA、C、Eはどれも抗酸化力が高いビタミンです。俗にビタミンエース(ACE)とも呼ばれアンチエイジングには必須です。そして、不飽和脂肪酸のリノール酸とα-リノレン酸ですが、リノール酸はオメガ6系、α-リノレン酸はオメガ3系でDHAやEPAのもとになる脂肪分という違いがあります。WHO(世界保健機構)や厚生労働省はオメガ6とオメガ3を4:1の割合で摂ることを推奨しています。ヘンプシードオイルでは、両者の比率は3:1。バランスが良く、特にオメガ3系脂肪酸をたっぷり摂れるのは魅力です。

見逃せないγ-リノレン酸の効能

γ-リノレン酸は、必須脂肪酸のひとつで母乳にも含まれている成分で、ヘンプシードオイルには、このγ-リノレン酸が豊富です。スーパーフードのひとつスピルリナにもγ-リノレン酸は含まれていますが、ヘンプシードオイルは、その5%ほどがγ-リノレン酸なのです。γ-リノレン酸は生理痛を引き起こすプロスタグランジンというホルモンの過剰分泌を抑える働きがあります。ヘンプシードオイルを摂ることで、生理痛だけでなく生理前後のイライラや頭痛、腹痛、眠気などを解消する効果があります。

ヘンプシードオイルは、ビタミンのほかに豊富な必須脂肪酸が含まれているのが魅力です。ただ、40℃以上に加熱すると成分が変質してしまうので、サラダやカルパッチョなどに使うのがおススメ。もちろん食べるだけでなく、マッサージオイルなどとして使ってもOKです。クレンジングオイルとして使っても、優しくお肌を洗い上げ、しかも栄養補給までできちゃいますよ。


writer:岩田かほり