ISS(国際宇宙ステーション)の滞在記録を調べると、しょっちゅう目にするのがこの方、ジェフリー・ウィリアムズ宇宙飛行士。そのウィリアムズ飛行士が9月7日、ISSでの第48次長期クルーとしての任務を終え、カザフスタンのジェスカスガン近郊にソユーズ宇宙船で他の飛行士とともに降り立ちました。
 


 
ウィリアムズ宇宙飛行士のなにがすごいのかといえば、累計534日という長期の宇宙滞在記録でしょう。同氏はこれまで4度のミッションで宇宙に滞在しており、その活動期間は2000年のISS建設当時にまで遡ります。そして今回は宇宙空間にて新たなドッキングアダプターを取り付けたり、各種機器の取り付けや取り外しを行うなど、またしても大いに活躍しました。
 
ただし、一回のミッションでの滞在期間という意味ではNASAのスコット・ケリー宇宙飛行士が340日という記録を保有しています。さらに、ロシアのワレリー・ポリャコフ宇宙飛行士は一回に437日も宇宙ステーションに滞在した、という記録もあります。そして、滞在期間ではロシアのゲンナジー・パダルカ宇宙飛行士の累計879日という記録も…まったく、上には上がいるものです。
 

 
ISSでプログラムマネージャーを務めるKirk Shireman氏は、「ウィリアムズ飛行士ほど長く、そして豊富な経験を持つ宇宙飛行士はアメリカには他にいません。ISSの目的は科学実験や技術開発、そして営利化へと移り変わっており、ウィリアムズ飛行士も将来の民間による宇宙飛行士輸送に備えた新型ドッキングアダプターの取り付けにあたりました。我々はウィリアムズ飛行士の地球に対して行なった偉業を誇りに思っています」と語っています。
 
現在、宇宙飛行士による実験の関心は「無重力下での長期滞在における人体への影響」に焦点があたっています。宇宙で非常に長い期間を過ごしてきたウィリアムズ飛行士の健康に関するデータも、きっと研究に役に立つことでしょう。
 
Image Credit: NASA
■NASA’s most experienced astronaut returns to Earth
http://newatlas.com/record-breaking-astronaut-returns/45293/?utm_source=rss&utm_medium=rss