北海道行くなら、 ぐるっと一周「羊蹄山巡り」

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ちょっと昔のことですが、私のスキーデビューは北海道でした。はじめてのリフトで上ったゲレンデからは、端然とたたずむ山が見え、「ほう、今日は羊蹄山(ようていざん)がよく見える」とうれしげなコーチの声で、その名が頭に残りました。地元では「しりべしやま」とも親しまれる羊蹄山は標高1,898m。その整った形から、蝦夷富士(えぞふじ)とも呼ばれます。
最近その麓を巡り、見た目の美しさだけでない羊蹄山の魅力を知る機会がありました。東西南北、見るポイントによって微妙に異なる形と、それぞれの土地の魅力を北から時計回りで紹介しましょう。
北からしりべし山を見ると
羊蹄山の北側には、まっすぐな道が東西に走っています。とくに展望台があるわけではないのですが、平らなジャガイモ畑を手前に望む蝦夷富士は、威風堂々としていて、一見の価値があります。

ジャガイモ畑を手前に

東には湧き水の絶えない公園
東に位置する京極町には、一年中羊蹄山の湧き水が絶えない公園があります。その湧水量はなんと一日8万トン。コンコンと湧き出るというよりも、ドックンドックンと噴き出す力強さで「ふきだし公園」という命名にも納得する迫力。
立て看板によれば、水の温度は年間を通じて6.5度だそうです。そのため、湧き水周辺は、夏は涼しく、冬も凍ることがありません。

京極ふきだし公園

南からはハイキングコースも
南側には羊蹄山自然公園があり、登山口のひとつとなっています。この公園近くにも、湧き水の汲める場所があり、多くの人がボトルを持って集まります。まろやかな味で、私も滞在中は、水を汲みに通いました。

羊蹄山の湧き水

湧き水の横では、このおいしい湧き水を使った豆腐店「湧き水の里」もあります。覚えきれないほど多くの種類があり、連日大盛況の様子でした。羊蹄山の登山は、片道最低4時間で本格的装備を必要としますが、羊蹄山自然公園からは、羊蹄山の手前に出っ張った、標高650mの南こぶ山にもハイキング気分で登ることができます。

こんな道を登ること約1時間

南コブ山からの見晴らし

このあたりは真狩村(まっかりむら)といい、その特産品のひとつに、ユリ根があります。ユリ根のかき揚げなるものをここではじめて食べましたが、ほっこりと美味で、くせになりそうでした。

真狩村から見た羊蹄山

西にも湖畔を巡るハイキングコース
西側には半月湖畔自然公園があり、ここも羊蹄山登山口のひとつになっています。山の西側を南北に走る国道5号線沿いには、いくつか羊蹄山ビューポイントも設けられています。羊蹄山周囲をぐるっと回ってみた私の印象では、南西方向から見る羊蹄山が、最も左右対称で、優美な姿に思えました。

南西から見た端正な羊蹄山の姿

新千歳空港からは、80kmちょっとの距離。約1時間半で、羊蹄山麓に着きます。広々とした風景の中で味わう澄んだ空気とおいしい水のなんと贅沢なこと! これだけで、健康寿命がちょっぴり延びたような気分になった旅でした。

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