親子の夜の幸せ度が高まる、ネコの物語

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新旧さまざまな育児マンガを片っ端から読んでみると、高確率で登場するエピソードは「寝かしつけの苦労あるある」である。

【写真を見る】著書の中野日出美さんは、「心理セラピスト」「日本心理学会認定心理士」「絵本作家」というさまざまな肩書を持つ

2〜3時間かかって寝かしつけたのに30分で目を覚ましてうわーん。翌日も仕事に行かなくちゃいけないのに、全く寝てくれなくて白目……。挙句の果てには、寝れずに愚図る子供の隣で安らかに熟睡する夫に超絶イライラ。そんなお母さんたちの救世主として話題になったのは、「子どもがすぐ寝る」とのウワサが広まった絵本『おやすみ、ロジャー』(飛鳥新社)だが、それに続く期待の存在が現れた。

それは、9月1日に発売された『ねんねこ コトラ すこやかねんねのおやすみ絵本』(株式会社学研プラス刊)だ。著者は「親と子の心理コミュニケーション協会の代表理事である中野日出美さん。同書には、お母さん大助かりの「子どもがすこやかに眠る」ための細かい仕掛けが凝らされているという。物語の「組み立て」や「言葉づかい」から、親が読み聞かせするときの「読み方の指示」まで、心理学的に心と体がくつろげる数多くの工夫がされているそう。もちろん一般的な絵本とも共通する「豊かな想像力と共感力が養われる効果」「工夫や親子のきずなを深める効果」も埋め込まれている。

同書の主人公のコトラは、かわいいネコ。ネコの語源は「寝子」とも言われ、北原白秋作詞の子守歌『ゆりかごの唄』の一節でもある「ねんねこ」の心地よい繰り返しが、美しい日本語のリズムを刻み、寝かしつけに役立つようだ。

寝る前の時間に読み聞かせを取り入れるのは育児の定番だが、この絵本が絵本タイムの質をさらに高めてくれるかも。【東京ウォーカー/記事提供=レタスクラブ】