Doctors Me(ドクターズミー)- 深刻化する女性のアルコール依存症 男性より中毒になりやすい6つの理由

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アルコール依存症、と聞くと男性、特に中年男性のイメージが強かったですが、近年では若い女性のアルコール依存症が深刻となっているようです。

女性の社会進出なども理由の1つとあげられると思いますが、実は男性より女性の方がアルコール依存症になりやすいということをご存知でしょうか。

今回はこの「女性のアルコール依存症」について、医師に解説をしていただきました。

アルコール依存症とは?

アルコール依存症とは、飲酒のコントロール障害、つまり自分で飲む量や飲むタイミング、どのような状況下でお酒を飲むかということをコントロールできなくなった状態をいいます。

自分の適量を知ってやめることができ、お酒を飲むべきではない状況下では飲まないでいられる、ということであればアルコール依存症とはいいません。

反対に飲酒量としては多くはなくても、不適切な条件下で飲酒欲求を抑えきれずにお酒を飲んでしまい、問題が生じるようなケースではアルコール依存症と診断されます。

一昔前の女性に多かった「キッチンドランカー」


キッチンドランカーとは、その名の通り台所でお酒を飲む人、の意味です。

台所は女性が1人で作業をする機会が多く、味付けなどにお酒を用いているうちに自分でお酒を飲むようになり、酒量が増えてしまう、といった状態を指しています。

ストレスがたまりやすく、はけ口が見つけにくい、家庭の主婦に起こりがちな問題として一時期、注目を集めました。

現代の女性のアルコール依存症

現在は以前に比べ女性の社会進出が進み、接待などでお酒を飲む機会も増えてきていることから、女性のアルコール依存症は増加しているといわれています。

1人でこっそり飲酒するというキッチンドランカーとはお酒を飲むシチュエーションがだいぶん、異なっていますね。

女性がアルコール依存症になりやすい6つの理由


■女性は体格的に男性より小さい
■循環血液量が少ない
■同じ量のお酒を飲んでも血中濃度が上がりやすい
■アルコールの代謝スピードが遅い
■肝臓の機能が女性ホルモンの影響もあって男性より低い
■体内にアルコールが残ってしまう時間が長い

併発する危険性のある病気

■脂肪肝
■肝炎
■肝硬変
■高血圧
■脳萎縮
■ニューロパチー

アルコール依存症の治療法

アルコール依存症に関する治療は、まず本人の意思に基づく断酒ということになります。

飲酒欲求を抑えるといわれる薬や、少量でもお酒が体内に入ると気分が悪くなる抗酒剤なども用いられ、肝臓、あるいはビタミン不足により生じる脳の問題などに対しても治療が行われることがあります。

また、断酒プログラムを行っている専門施設もあります。断酒会やAAといったプログラムを紹介されることもあるでしょう。

医師からのアドバイス


女性とアルコールの問題は、近年特に深刻になってきています。

健康な方が少量のお酒をたしなむのは良いでしょうが、あくまで控えめにしておくことが心身の健康を保つ一つのカギになると思います。

(監修:Doctors Me 医師)