ほめるだけではだめ!?勇気のある子に育てる方法

写真拡大

うちの子は勇気のある子に育って欲しい…でも、そのためにはどうしたらいいの?と思う方は多いのではないでしょうか。自己肯定感という言葉がよく使われ、子供はほめて伸ばそうと言われますが、どうやらほめるだけでは勇気は育たないようです。

そもそも、勇気ってどんなことなんでしょうか?
勇気ってなに?
辞書で「勇気」という言葉を調べると、「恐怖心があってもそれに負けずに立ち向かうこと」と書かれています。

そう聞くと何か敵と立ち向かうようなイメージがありますが、実は勇気は日々の生活の中でも常に必要とされるものです。失敗するかもしれない、もしかしたらうまくいかないかもしれない、そんな思いを抱えながらも挑戦するのが勇気です。

­

怒られるかもしれないと思ってもきちんと自分の非を認めたり、友達に嫌われるかもしれないと思っても伝えるべきことを伝えたりするのも勇気。

そう考えると、勇気とはとても身近なもの。くじけずに立ち向かおうとする気持ちそのものです。
勇気のある子は自己肯定感が強い?
自分自身の存在を長所も短所も含めて認めるのが自己肯定感。勇気がある、つまり失敗するのが怖くても立ち向かうことができるのは、自己肯定感が高いからとも言えます。

自分に自信がないと、大人でもなかなか恐怖に立ち向かうことはできませんよね。勇気のある子に育てるには、子供に自信を持たせることが大切です。

­

とはいっても、そう簡単に自己肯定感は育つものではありません。もっと早く知っていれば子供への接し方を考えたのに…と思っている人も多いのでは?

子供に自信を与えてあげたい、そして人生を乗り越えてゆく勇気を持って欲しい。親ならだれでもそう思うのではないでしょうか。
ほめれば自信がつく?
子供が自信を持つにはほめればよい、とよく言われますが、なんでもほめればいいというわけではありません。ほめても自信につながらないことだってあります。

例えば、テストで良い点を取ったからほめる、言われたことを守ったからほめる、というようなことは、日常生活ではよくある光景です。でも、ここでほめれば自信がついて勇気のある子になるのでしょうか? どうやらそうではなさそうです。

­

ほめればいいと言われて、子供のやることをなんでもほめていたという人もいるでしょう。早く起きたと言ってはほめ、ごはんを全部食べたと言ってはほめ、それらは小さいころは子供のやる気につながります。でも、言いつけを守らなかったり、こちらの望み通りにならなかったりすると、つい怒ってしまうこともあるのでは?

ほめ方と怒り方を間違えると、子供は親の顔色を見て行動するようになってしまいます。そうなると、ほめられそうなことにしかチャレンジしなくなってしまうものです。

残念ながら自己肯定感も低くなり、勇気を持って立ち向かうという姿からは離れてしまうようです。
ほめようと思うより勇気づけよう
子供に勇気を持ってもらうには、結果をほめるのではなく努力をほめることが大切。そして、ほめるよりももっと効果的なのが、勇気づけるということです。

­

ほめようと思ってしまうと、つい結果にも目が行ってしまうのでは? そのつもりがなくても、点数が良かったからほめるというご褒美のようなほめ方に陥りがちです。

それに、ほめるべきポイントが見つからないときや失敗した時に、無理に「がんばってえらかったね」とほめても、しらじらしくなることもあります。

少し年齢が上がってくると、がんばったけれどできなかった悔しさをわかってほしい、と思うこともあるでしょう。

­

特に、失敗したときは勇気づけることが大切です。勇気づけるとは、子供を信頼し、可能性を信じること。結果よりもチャレンジしたことや努力したことを認めて、失敗してもまた次にがんばれる意欲を引き出してあげることです。

­

人と比べずに、その子が前よりも進歩したということを大切にしましょう。小さいころから手を出さずにいろいろなことをやらせてあげると、失敗を恐れなくなるようです。

子供が勇気を持てるのは親や親しい人が信じていてくれるからということを忘れずに、少々言うことを聞かなくても子供の良い部分に目を向けてそれを教えてあげましょうね。

­

子供はもともと、チャレンジする意欲を持って生まれてきているのではないでしょうか。それをいつの間にか失っているのだったら残念なことです。年齢が上がってくると、何かにチャレンジしたくても、失敗すると恥ずかしいとか無理なのではないかという気持ちを持ってしまいがち。そのような恐怖に打ち勝つ勇気を育ててあげましょう。

写真© ucchie79 - Fotolia.com