交通機関の優先席、廃止求める声高まる  トラブル続出で/台湾

写真拡大

(台北 7日 中央社)台湾で公共交通機関に設置されている優先座席をめぐり、廃止を求める声が高まっている。「正義感」の強い市民による思い込みや勘違いを起因とする車内トラブルが相次いでいるためで、近くにも関係機関の見解や対策が発表される見込みとなった。

台湾では先月末、台北メトロ(MRT)車内で足の具合が悪く座席に座っていた女子高生2人が、子供連れの女性らに席を譲らなかったことに腹を立てた別の女性によって、携帯電話で無断撮影したと思われる写真を会員制交流サイトに暴言とともに投稿される騒ぎが発生。

今月には弱視の男子学生が、優先座席に座っていた際、健常者が席を占領していると思い込んだ女性に罵声を浴びせられた過去を告白。インターネット上では優先席のあり方や座席の利用についてさまざまな意見が寄せられている。

そんな中、国家発展委員会が設置するネット上のプラットホームには、優先席の廃止を求める署名運動が展開され、わずか6日で関係機関が対応しなければならない規定数の5000人分を突破した。優先席の存廃を含め、快適な車内環境をめぐる動きに注目が寄せられている。

(陳政偉、許秩維、蔡沛キ/編集:齊藤啓介)