ニューデリーにあるインドの国立切手収集博物館

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(ニューデリー 7日 中央社)世界各地の郵便切手を紹介する国際切手展「PHILATAIPEI 2016」(台北2016世界郵展)が10月21日から同26日まで、台北市内で開かれる。開催を前に、世界各地の郵便事情をシリーズでお届けする。――かつて英国の植民地だったインドでは、アジアで最も早く郵便切手が発行された。これまでに登場した切手の中には所蔵価値が高く、愛好家の間で数十万円もの高値で取引されるものもある。

大英帝国は1849年にインド全域を占領した後、1854年から正式にインドで郵便切手の発行を開始。アジア初とされるインド・シンド州で発行された切手は円形で、封緘(ふうかん)用のシールに型押しされたものだった。

英国による支配から解かれ、インド連邦として独立した1947年、インドでは英国領のしるしが入っていない切手が初めて発行された。最初に出された3枚は希少価値のあるものだとされ、1枚数十万円で取引されているという。

1948年には「インド独立の父」と呼ばれるマハトマ・ガンジーを記念した切手を発行。これにも数十万円の値が付いている。

インド郵政は切手発行に積極的に取り組んでおり、昨年だけで49種類の切手を売り出した。収集家が素早く欲しい図柄を検索できるように、2011年からはその年に発行した切手の画像を公式サイト上に公開している。また、1947〜2000年の切手の一部も見られるようになっている。

(康世人/編集:名切千絵)