2014年ワールドカップ(W杯)ブラジル大会では、日本人サポーターが試合後のスタジアムでゴミ拾いを行い、世界中で驚きと称賛の声があがった。試合に負けても黙々とゴミを拾う日本人サポーターたちの姿は中国でも大きな注目を集め、絶賛された。(イメージ写真提供:123RF)

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 2014年ワールドカップ(W杯)ブラジル大会では、日本人サポーターが試合後のスタジアムでゴミ拾いを行い、世界中で驚きと称賛の声があがった。試合に負けても黙々とゴミを拾う日本人サポーターたちの姿は中国でも大きな注目を集め、絶賛された。

 こうした日本人サポーターの姿は中国の若いサッカーファンたちを変えつつあるようだ。中国メディアの網易はこのほど、W杯ロシア大会に向けたアジア予選の中国-韓国戦で中国のサポーターたちがスタジアムのゴミ拾いを行ったことを紹介し、「中国のサポーターたちは日本人に学んだ」と伝えている。

 記事は、中国のサッカーファンたちはかつて「民度が低い」というレッテルが貼られていたと指摘し、スタジアムでは「ゴミのポイ捨てのほか、汚い言葉で罵倒する、殴り合いを演じるなどのトラブルは日常茶飯事」だったと紹介。だが、若い中国人サポーターたちはこうしたイメージを払拭するために行動に移していると指摘し、その1つがスタジアムのゴミ拾いだと伝えた。

 一方、中国では今なおゴミをスタジアムに残して立ち去る一部のサポーターたちがいるほか、試合内容に不満があった場合はゴミをピッチに投げ入れるといった行為が見られるのも事実だ。また、サッカーのみならず、バスケットボールなどでも試合後の観客席はまるで「悪夢」のようにゴミが残されていることがあるという。

 だが、今回の中韓戦で中国人サポーターたちが見せたゴミ拾いで興味深いのは、同試合はソウルで行われ、しかも中国が2-3で敗れたという点だ。自国の敗戦にもかかわらず、一部のサポーターたちが自発的にスタジアムのゴミ拾いを行ったというのは、日本人サポーターの真似だったとしても称賛に値する行動だと言えるだろう。

 また、中国人サポーターたちがゴミ拾いを行ったのは今回が初めてではなく、過去の試合でも見られた行動であることから、徐々に中国人サポーターの間に試合後のゴミ拾いが根付きつつあることが見て取れる。日本人サポーターたちの行動が中国人たちに衝撃を与え、そして中国人サポーターたちの行動を変えたことを示す事例と言えよう。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)