6日、韓国・SBSは、夢を抱き韓国にやって来た留学生たちが直面する現実について報じた。資料写真。

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2016年9月6日、韓国・SBSは、夢を抱き韓国にやって来た留学生たちが直面する現実について報じた。

韓国ドラマをきっかけに韓国に憧れ、ついに韓国の大学に留学を果たした中国人のAさんだが、韓国人の友達はできず一人で過ごすことが多い。授業で最もつらい点を聞くと、「グループワークが一番怖い」との答え。積極的に議論に参加したくとも、韓国人学生の早口が聞き取れない上、韓国語での意見の表明も難しい。結局、グループワークの時間は毎回「借りてきた猫」状態だという。

今年6月、延世大言語研究教育院が外国人留学生400人を対象に行ったアンケートでも、Aさんのような留学生が珍しくないことが分かる。「韓国の生活で最もつらい点」の質問では、「言葉の問題」との回答が33.7%で最も多く、「経済的問題」(12%)、「食べ物の問題」(10.4%)、「住まいの問題」(9.1%)、「文化の違い」(8.5%)などが続いた。言葉の問題が元でアルバイトなどでも不利益を被る留学生も多く、回答者の26.1%が「偏見や差別に遭ったことがある」と答えた。

しかし、こうした不便さを感じているのは留学生ばかりではない。韓国人学生も、言葉の通じない留学生とグループワークをして成績が落ちてはたまらないと考えている。ある学生は、「大学に中国人留学生が多いので、どうしても一緒にグループワークをしなければならなくなる。でも韓国語が全然できないから、ほとんど韓国人同士で課題をやることに。今後は留学生のいる授業は避けて受講申請をするつもりだ」と話した。

韓国は少子化の影響などで4年制大学の学生数が2年連続して減っているが、留学生の数は3年連続で増加し、今年はついに10万人を超えた。教育部はさらに2023年までに20万人を目標に留学生を誘致する計画を打ち出している。しかし留学生の「現実」を見るに、学生数を増やすだけでなく質を高めていくための対策が求められている。

これについて韓国のネットユーザーからは、「これは韓国人学生のせいじゃない。韓国人だって外国に留学して言葉が通じなければ同じように疎外される。留学に来る学生の努力が足りないんだ」「まったく同情できない。金目当てでレベルに達してない留学生を受け入れた結果」「言葉くらい勉強してから来たらどうだ?」「留学生がグループワークに適応できるように、なぜ韓国の学生が配慮してやらなきゃいけないんだ?」など留学生に厳しい声が多数寄せられている。

また、「韓国人もグループワークがつらいよ」「韓国人でも外国人でも、グループワークで“タダ乗り”はやめよう」「留学生が言葉の問題で苦労するのは世界共通のこと」「何の授業でもグループワークをやり過ぎ。会計原理の授業でなぜグループワークが必要なんだ?」「学生が減るなら大学を減らせばいいだろう。なぜ留学生を誘致する?」などのコメントが寄せられた。(翻訳・編集/吉金)