5日、韓国・KBSは、来年に迫った韓国の次期大統領選において、徴兵制から募兵制(志願兵制)への転換議論が大きな争点となりそうだと報じた。写真はソウル。

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2016年9月5日、韓国・KBSは、来年に迫った韓国の次期大統領選において、徴兵制から募兵制(志願兵制)への転換議論が大きな争点となりそうだと報じた。

大統領選で与党の有力候補と目されている南景弼(ナム・ギョンピル)京畿道知事が、大統領選の公約として募兵制を提示したことで議論に火が付いた。南知事は「2025年には(出生率が)急激に下がり、今のような63万人の軍隊を保ち続けることはできなくなる」と発言し、人口減少により兵力維持が困難になると指摘した。また、兵力を30万人に減らし月200万ウォン(約18万7000円)を支給するという具体案を挙げ、これにより人件費分の予算は必要になるが、兵力運営費が節減できるほか、若者の雇用創出効果もあると主張した。

野党「共に民主党」の金斗官(キム・ドゥグァン)議員も「イラク戦争を見ると、戦争は頭数でするのではなく先端武器で(するものだ)」と発言、募兵制は「時代の流れ」だとして先鋭軍隊の育成を主張した。

さらに「共に民主党」の金鍾仁(キム・ジョンイン)元代表も募兵制への転換に共感を表明しており、与野主流派の募兵制推進議論が、非主流勢力に対する触発材料になるのではないかとの見方も出ている。

これについて、韓国のネットユーザーから多数のコメントが寄せられている。

「とりあえず防衛産業の不正問題を整理してくれ。国防改革なんてよく言うよ。楽な道を見せて票を集めようという魂胆だな」
「むしろ女性の徴兵議論をすべき時では?」
「募兵制にして誰も入隊しなかったら、お姉さんたちも入隊しないと」

「米国軍のような待遇なら、募兵制で入隊する人も多いだろう。若者の就職はヘル(地獄)だからね」
「関係ないやつらがうるさいな。兵役を済ませた議員だけで話し合え」
「本当に月200万くれるんだな?それなら行くよ。行かない手はない」

「軍隊に行きたい人が給料をもらいながら兵士をやれば、はるかに専門的な軍隊ができると思う」
「他の国なら経済活動や勉強に専念する年齢の若者が2年も軍隊にこもるのは、国家的損失が大きい」
「募兵制に賛成。韓国は徴兵のせいでノーベル賞も取れずビル・ゲイツも生まれない」(翻訳・編集/吉金)