一流と呼ばれる人と、二流あるいは三流のレベルの人の間には明らかな実力の差がある。しかし表面的に観察できる実力の差が生じるのは、持って生まれた資質という要素以外にも「人の見えないところ」で行われている努力が大きく影響している可能性があるものだ。(イメージ写真提供:123RF)

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 一流と呼ばれる人と、二流あるいは三流のレベルの人の間には明らかな実力の差がある。しかし表面的に観察できる実力の差が生じるのは、持って生まれた資質という要素以外にも「人の見えないところ」で行われている努力が大きく影響している可能性があるものだ。

 では、品質の高さで世界的に知られている日本の製造業と、世界的な競争力を持つ製品作りを目指している中国の製造業には、一般の消費者からは見えない部分においてどのような違いがあるのだろうか。

 中国メディアOFweek工控網はこのほど、中国で6年間にわたって働いた経験のある日本人ビジネスマンの見解として、「中国製造業の成長を阻んでいる要因」を説明している。

 記事は日本人ビジネスマンの見方として、中国の職場は人材の流動性が非常に高く、熟練した技術者が育たないこと、規模の小さな工場が多く、研究開発や最先端設備の導入の資金を捻出できないこと、生産管理能力に欠けているため生産コストが高くなること、そしてマネジメント層が腐敗しているため本当に優秀な管理者が育ちにくい環境などの要素を取り上げ、これらが中国製造業の実力の成長を阻んでいるという見方を示した。

 逆に言えば、日本の製造業はこれらの1つ1つの点において、中国製造業とは反対の特質を有しているために品質の高い製品が作り出せるということになるだろう。例えば日本の製造業には優秀な技術者を育てるために長い年月をかけることができ、こうした中国との違いは間違いなく品質の差に大きな違いを生じさせる。

 もちろんこうした見解は中国のすべての企業にあてはまるものではない。例えば世界的に有名な中国の通信機器メーカーである華為技術(ファーウェイ)は多くの資金を研究開発に投入していることでも知られている。しかし全体的にいえば記事が紹介した日本人ビジネスマンの見解が当てはまる中国企業は依然として多いのは否めない。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)