原口弾!浅野弾!高梨臨!タイ戦での「新世代台頭」という空気を大事に、未来へ向けたチーム作りを進めたい件。
タイでよかった!ニッポンついてる!

いやー、危なかった。ロシアワールドカップを目指す日本代表の最終予選・第2戦。SNSではアギーレ氏の裁判情報が駆け巡り、「武田を日本代表監督にしろ」などという声がタイムラインを埋める。負ければハリルホッジチ監督解任という不穏な空気の中での試合、日本代表は見事に勝ちました。

率直に一言でまとめると「タイでよかったな」という試合。相手は完全に格下でした。確かにイイ選手もおり、サポーターの声援も熱かった。ただ、後半にかけて足が止まり、ゴール前がガバガバになる様子からは、まずもって負ける相手ではありませんでした。しかし、日本は壊滅的に自信を失っていた。本当に俺たちは強いのか。俺の前髪が薄くなってきてるんじゃないのか。ボールの空気圧が足りてないんじゃないのか。疑いと迷いで自らのチカラにブレーキをかけてしまっていた。適当に蹴れば入りそうなシュートを外す、外す、外す。

タイが相手でなければ、どこかで1点取られて泥沼のドローに持ち込まれていたでしょう。いや、逆転負けまであったかもしれない試合でした。とにもかくにも最悪の事態を回避できたのには、まだまだ日本もツキがあります。僕は、これをニュー勝利の女神・高梨臨さんのおかげだと思います。高梨臨さんも今頃「はぁっ!?」って言ってると思いますが、あなたこそが勝利の女神だ。

まったくイイ話もなく、取り立てていいプレーもなく、キャプテン自らが「監督は立ち直った」なんていう逆説的に「監督の肝っ玉思ったより小さいです」情報を垂れ流す中、日本代表の潮目を変えたのは臨さんだった。「あぁ、アイツこんな状況でもヨロシクやってんだ」「水沢アリーの次だから絶対に藤田ニコルだと思ってたのに」「熱愛中なら呼ばなくて正解」という微笑ましい平常心。震災の翌日だけ、あの笑顔が頼もしく見えたときのことを、ほっこりと思い出すようでした。

ザッツ・ムードメーカー。

たぶん、このニュース、自分で流したのでしょう。隠してはいないようなので、記者連も知っていたんだと思いますが、記者に電話をして「アノ話、今書いてください」と告げたのでしょう。黙っていれば「ハリル解任も」「日本弱い」「槙野離脱でDF陣に不安」などの見出しが躍るであろう状況に一石を投じ、おめでたいムードへと空気を変えて見せた。隠れた好プレーだったと思います。結婚話で世間をドンヨリさせたキャプテンには絶対にできない仕事でした!

ということで、「高梨臨不敗神話」という新たなゲンかつぎを手に、6日のテレビ朝日中継による「ワールドカップアジア最終予選 日本VSタイ戦」をチェックしていきましょう。

◆オフザボールの貢献があるんなら、オフザタイの貢献もある!

大観衆が訪れたタイ・バンコクはラジャマンガラスタジアム。青が埋めるスタジムは、パッと見るとまるで日本のホームのよう。これだけの期待を受けて戦うチームは、最後まで決して諦めることはありません。それは我が身をもって知っていること。ラクな試合にはさせてくれないようです。

日本のスタメンはGKに西川、DFラインに酒井高・森重・吉田・酒井宏と一戦目と同じ守備陣。ダブルボランチにはキャプテン佐藤ありさと並んで山口蛍を起用。攻撃的な位置には原口、香川、本田△と並べ、1トップにはジャガー浅野。そして本土に永久秘密兵器として残してきた槙野智章。高梨臨さんのモジャマンガラパワーを風に乗せてピッチに送ります。

↓日本代表への不穏な報道を吹き飛ばすために、自らの熱愛カードを切った!

監督:「15分前によくないニュースが入った」
監督:「槙野が女優とつきあってる」
監督:「NHKの朝の連ドラにも出てた女優だ」
監督:「花子とアァンで見たことある」
監督:「あと、戦隊モノもやってたらしい」
監督:「侍戦隊シンケンコウサイジャー」
監督:「オンナと付き合うと代表にこなくなる」
監督:「アモーレだのアギーレだの」
監督:「何かイライラする…」
監督:「今日は絶対に勝つ!」

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感想(1件)



そして始まった試合。立ち上がりから日本のペースで試合は進みます。ほぼハーフコートで一方的にボールを持って攻め立てる展開。CKから惜しいヘッド、逆サイドに大きくサイドチェンジしての裏抜け、またCKから落としてボレー、次々にビッグチャンスが訪れます。そして、その勢いは早速ゴールにつながります。

↓前半18分、酒井宏が上げた鋭いクロスに飛び込んだのは原口元気!


「酒井宏がいいクロスを上げる」という噂、もしかして本当だったのか!?

5年くらいウソだと思ってたわ!申し訳ない!

その後も攻め手を緩めない日本。しかし、追加点はなかなか奪えません。前半24分、ジャガー浅野のクロスに飛び込んだ本田△は、流し込むだけのボールを空振り。そこでタイミングよく流れるテレビ局の「初戦負けて出場した歴史がないなら結果で証明する」という本田△の意気込みテロップには、初戦負けたらやっぱりダメだということを俺たちが証明してみせるんだという強い意気込みを感じずにはいられません。

↓タオルホウリナゲッチ監督も激おこでタオルを叩きつける!

タオル:「ひとつ言いたいのはタオルのこと」
タオル:「日本代表監督はああいう態度をとってはいけない」
タオル:「あの態度は受け入れがたい」
タオル:「全人間に伝えたいのは」
タオル:「こういう行動はA代表にふさわしくない」
タオル:「こういう行動をとるなら風呂には入れません」

さらに、日本代表をめぐる不穏な空気圧はおさまりません。前半28分、ボールの空気圧がおかしいという指摘をした森重に対して、主審がイエローカードを提示したのです。これには森重本人も、キャプテン長谷部も、パンパンノクウキヨメ監督もビックリ。「そんなことでイエロー出すのかよ」という主審の神経質さへの不安。「そんなブヨンブヨンでもないじゃん…」「その程度のこと気にすんなよ…」「自分の『危機感を持って戦う、得点も狙っていく』っていう意気込みテロップ、根本的にオカシイで」という森重への不安。リードしているのに、まったく余裕というものがわいてきません。

↓観戦しているサッカーファンからも煽りの日本代表みたいなクソスタンプが放流された!

すさまじいクソスタンプですね!

LINEやらないけど、欲しくなりました!

JFAから提出する抗議文にも添えておきましょう!

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感想(0件)



結局、前半は1-0で折り返し。3点くらい取れそうでしたが、3点取れなかったこと以外は納得の前半でした。何せタイは前半シュートゼロです。記録上は負ける要素はまったくないのですから、事故回避の追加点を取れば試合はそれで終わりです。

そして、後半もそのまま引きつづき攻めまくる日本。タイの動きが止まったこともあり、裏に送るだけでのきなみチャンスになる展開。後半は前半以上の日本ペースとなります。ガバガバのパチンコ屋みたいに、球が相手のゴール前に流れていって、入りそうになります。

しかし、絶対安全圏への到達にはずいぶんてこずります。後半9分の浅野のシュートは、枠に蹴り込むだけのボールでしたが、相手DFのカラダに当ててしまいノーゴール。後半17分の本田△のシュートは相手GKのファインセーブで止められ、直後の香川のシュートもやはり止められる。原口のシュートも枠におさまらず、撃っても撃っても入りません。

そんなとき、税金のようにやってくる「押しまくっているチームの事故みたいな失点」の時間がやってきます。後半25分、この試合初めてタイがチャンスを作ったかと思えば、それがいきなりGKと1対1の決定的チャンス。「ヤバイ」「これが入ったらハリル解任や」「西川のカラダに当たってくれぇ!」と祈る日本。運命の分岐点がやってきました!

↓よっしゃ当たったぁ!!西川の顔面に当たったあぁ!!


適切な位置に立っていれば当たる、という頭脳的プレー!

身体は避けようとしてるけど、ポジショニングが防いだ!

いいぞ!そのポジショニング!


↓運命の分岐点を越えた日本は、後半30分に浅野のゴールで突き放す!



さすが50メートルを5秒9で走ると字幕で紹介されるだけのことはある!

なお、50メートル走の日本記録は朝原宣治さんの5秒75だ!

陸上をやらせたくなるレベルの快速だぜ!

↓さらに西川さんの頭脳的プレーは「2-0は危険なスコア」伝説をも粉砕する!


相手のなんてことない縦パス

そのままDFラインの裏に抜けていく

酒井高が余裕の見送り

「西川、任せた」

トロトロ転がるボールにタイが追いつく

酒井高が余裕の見送り

「西川、いったぞー」

西川は猛然と突っ込む

ペナルティエリアを出たところで体当たり

アホみたいなピンチをイエロー1枚で潰す

酒井高が余裕の見送り

「西川、でかした」

反射的な動きは苦手だけれど、正しい選択はできる!

シュートがこない日にむいているナイスGKだ!

↓さっき、ちょうどいいクソスタンプの存在を知りましたんで、使っときますね!

コレが酒井高さんに送りたいスタンプ第1位です!

この気持ちをずっと抱えていたことに気付きました!

やっと伝えることができてスッキリしました!

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最後まで苦しめられながらも、日本は無事に2-0逃げ切り勝利。終盤はタイの選手も切れてしまったか、退場者まで出る始末。余裕を取り戻して、苦難の2連戦を終えることができました。最悪の事態にならずに済んだのは本当によかった。この段階で監督解任論などと付き合っていたら、上手くいくものもいきませんからね。

そして、結果的にですが原口・浅野のゴールで勝利という新世代台頭感も出すことができました。結果が出た余勢をかってなら、新世代を大胆に起用することも、理解をもって受け入れられるはずです。DFラインでは吉田、酒井宏、森重、西川がイエローをもらっているという状況でもあり、思い切って新しい風を入れるチャンス=入れざるを得なくなる機会もくるはずです。

「新世代が台頭している」というふわっとしたイメージ、大事にしていきましょう。どうせ入れるなら「活躍がつづく期待の新世代」という前向きな雰囲気で入れてあげたいですからね。若者に多くのことは求めません。求めるのは「ボールをちゃんと見る」「見るだけじゃなく動く」「3人で囲んでるのに足をかけて倒さない」「ボールの空気圧は気にしない」「空気圧でキレない」「水沢アリーさんみたいな面白い人と付き合う」、その6点くらいです!


出でよ新世代!狙えアタックチャンス!同じポカなら若いほうがいい!