ドイツを代表する観光地のひとつ、ハイデルベルク。

古城が連なる観光街道「古城街道」を代表する美しい古都です。

ドイツ最古のハイデルベルク大学がある大学都市としても知られ、18世紀からゲーテやショパンといった多くの詩人や芸術家が訪れ、この街をたたえる作品を生み出しました。

ライン川の支流であるネッカー川と山々、情緒あふれる古城と旧市街が織りなす風景が訪れる人々を包み込みます。ドイツを旅するなら外せない、ドイツの魅力が凝縮されたハイデルベルクの街を歩いてみましょう。

旧市街の中心部が、マルクト広場。1544年に完成したレンガ造りの聖霊教会が重厚なたたずまいを見せるかたわら、大勢の観光客や地元の人々が思い思いのひとときを過ごしています。

マルクト広場からネッカー川方面に歩くとほどなくして見えてくるのが、カール・テオドール橋。1788年に選帝侯カール・テオドールの命によって建設された強固な石橋で、人気の撮影スポットのひとつ。橋の上や対岸からは古城の姿を望むことができます。


旧市街側には双塔を持つユニークなデザインの橋門があり、落とし戸で橋を封鎖できるようになっています。これは当時フランス軍に対する防衛のためのしかけで、かつては市の城壁の一部でした。

橋のたもとには愉快な猿の像が。この猿が手に持っている金色の鏡を触るとお金持ちになるという言い伝えがあり、観光客に大人気のマスコットです。

マルクト広場から見て、ネッカー川とは反対方向にある山の上にたたずんでいるのが街のシンボル、ハイデルベルク城です。ドイツ三大名城のひとつにも数えられるこの古城をなくしてハイデルベルクを語ることはできません。


旧市街から城までは坂道を徒歩でのぼるほか、市庁舎の近くにある乗り場からケーブルカーを利用することもできます。

ハイデルベルク城は13〜16世紀にかけてプファルツ選帝侯の居城として建てられた古城。「レ・ミゼラブル」で有名な劇作家ヴィクトル・ユーゴーが好んで散策した場所としても知られています。幾度も戦禍に巻き込まれ、都度修復されたのち、18世紀に廃城となりました。

現在はなかば廃墟のようになっていて、「華やかな王侯貴族の城」というイメージとは大きく異なります。ですが、こうしたノスタルジックな姿だからこそ、風情ある旧市街や周囲の自然環境と一体になって、ハイデルベルクの比類なき美しい景観をつくりあげているのです。

ハイデルベルク城を見学した後は、旧市街を歩いてみましょう。旧市街のメインストリート「ハウプト通り」にはカフェやレストラン、ショップが連なり活気に溢れています。


カラフルな建物が並ぶ通りは、あたりを見回しながら歩くだけで楽しい気分になります。表通りから一本路地を入ると、賑やかな雰囲気が一転、中世の面影を感じるひっそりとした空気が漂います。

小さな路地にもおしゃれなカフェやショップがあるハイデルベルクの旧市街では、ゆったりと路地散策を楽しみたいものです。

それほど大きな街ではないハイデルベルクは、歩いて回るのが基本。一日あれば十分にこの街の魅力を味わうことができます。さらに、ハイデルベルクを起点にして周辺の古城を巡るのもおすすめです。

ドイツを旅するなら必ず訪れてほしい、ドイツらしさがギュッと詰まったハイデルベルクの街。いつまでも心に残る風景を探しに、出かけませんか。

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