【警告】日本=森重(28分)、西川(83分) タイ=プラキット(85・89分)
【退場】日本=なし タイ=プラキット(89分)
【MAN OF THE MATCH】原口元気(日本)

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【日本代表・総評】
6.5
 時間の経過とともに主導権を握り、いくつもの決定機を築くなか、原口のヘディングシュートで均衡を破る。前半はその後も、自分たちがミスさえしなければ、危ない場面を作らせなかった。

 1点リードで迎えた後半も攻撃の手を緩めず、相手を押し込み、追加点を狙いに行く。2-0としたものの、5-0で勝ってもおかしくない試合だった。フィニッシュの精度、決め切る力が足りなかった一方、多くのチャンスを作れたのは今後に向けて好材料になる。

【W杯最終予選PHOTO】タイ 0-2 日本|原口、浅野のゴールで初白星!
 
【個人採点・寸評】
[GK]
12 西川周作 6.5
雨が降り、ピッチ状態は悪かったが、技術ミスはほとんどなし。最大の見せ場は70分。最終ラインの背後を抜け出した相手との1対1をビッグセーブ! 勝利に大きく貢献した。
 
[DF]
19 酒井宏樹 6.5
原口のゴールをお膳立てした以外でも、狙いすましたクロスでゴールチャンスを築く。右の酒井高と比べて、縦に抜ける力強さが光った。
 
22 吉田麻也 5.5
思い切ったミドルや、決まってもおしくないヘディングシュート2発など、この日は攻撃面で目立った。一方、走りながらのデュエルでは厳しさが足りない場面も。
 
6 森重真人 6
ボールへのクレームでイエローをくらったのは不運。スペースを見つければ、すかさず前に持ち運ぶビルドアップで攻撃を後押しした。
 
21 酒井高徳 6
周囲と連動した形で左サイドを攻略。もっとも、相手と対峙した際に何度もやり直すなど、やや時間をかけすぎたか。
[MF]
17 長谷部誠 5
イージーなキックミスでピンチを招くなど、今ひとつピリッとしない出来。前線の選手を走らせるミドルパスはまずまず。
 
16 山口 蛍 6.5
ポジショニングを常に微修正しながらパスコースを作り、周囲をサポート。タイミングを見た攻撃参加や、球足の速いパスは効果的だった。相手のカウンターを潰す守備も◎。
 
10 香川真司 5
最後のひとりを抜けなかったり、ラストパスが通らないなど、フィニッシュワークが物足りず。前半終了間際のヘディングシュートなど、決めてもおかしくないチャンスは数多くあった。
 
[FW]
4 本田圭佑 5.5(86分OUT)
23分の浅野のクロスに合わせようとするが、決め切れず。41分の際どいシュートを放ったが、これもネットを揺らせなかった。右サイドでキープ→少し下がってサイドチェンジ(またはクロス)という仕掛けは、ややワンパターン気味。
 
18 浅野拓磨 6.5(82分OUT)
23分には裏に抜け出してからのクロスで本田の決定機を演出。スピードを生かしたプレーは可能性を感じさせたが、それ以外のアプローチは改善の余地がある。ただ、追加点は評価できる。結果を残せたのは大きかった。
 
8 原口元気 7(90+1分OUT)
今年3月のアフガニスタン戦以来のスタメン出場を果たす。酒井宏のクロスにヘッドで合わせ、貴重な先制点をゲット。緩急をつけたプレーで攻撃を活性化し、素早い攻守の切り替えはディフェンスでも効いていた。同サイドの酒井高の生かし方も上手かった。
交代出場
FW
20 武藤嘉紀 -(82分IN)
交代の準備をしてからかなりの時間が経過したのは残念。浅野と交代し、そのままCFでプレー。懸命にボールを追いかけたが、ゴールは奪えなかった。
 
FW
14 小林 悠 -(86分IN)
右ウイングでプレー。限られた出場時間のなかでは、持ち味を出せず。タイの圧力に押され、守備に回る時間も少なくなかった。
 
FW
11 宇佐美貴史 -(90+1分)
終了間際に投入され、左ウイングへ。カットインから惜しいシュートを放つなど、攻撃面での積極性をアピールした。
 
監督
ヴァイッド・ハリルホジッチ 6.5
UAE戦からスタメン3人を代え、原口の起用が見事に当たった。前半の早い段階で、プレーが切れた際に香川を呼んで指示を出すなど、常に神経を張り巡らせてチームを指揮し、欲しかった勝点3を手にした。
 
取材・文:広島由寛(サッカーダイジェスト編集部)