砂浜で運命の出合い。珊瑚のハート【根本きこの島ごはん】

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暑いのなんの。
「こんな暑さじゃとてもスケボーなんてできない」と、息子はサーフィンを始めた。日々、乗馬で養っている体幹はサーフィンにも役に立つようで、軽々とひょいひょーいと波に乗る。
実は密かに「彼氏の波乗りを砂浜で待つ」という図に憧れがかつてあったので、とうにジェネレーションは過ぎたけど、その気分を味わっているという次第です。でも彼氏じゃないので「ハート」で見つめ続けるわけにもいかず、私は最大の趣味である「砂浜での拾い物」に徹する。
砂浜ごとに打ち上げられる貝殻も違うし、また潮の流れでも変わってくるので、落ちているものとの出合いは「運命」といえよう。さて、今日の運命は。

で、拾ってしまった。珊瑚のハートを。
以前にそれらしく見える「貝」を拾ったことがあるが(以下写真参照)、

今回は誰が見ても「ハート」の形。
思わず「うわっ!」と心の中で声をあげ、数秒間凝視して、そそくさとポケットに入れた。「絶対無くすまい」。固く誓った。うっかり海に入って浮かんでいるうちにポケットから滑り落ちていた、ということのないように、小走りで岩に向かい財布の小銭入れにしまった。これでひと安心。
イラストレーターの大橋歩さんが、旦那さまから毎年贈られるというハートの石の話を雑誌か何かで読んだ時、「なんて素敵なんだ!」と感動した。グレイやチャコール、アイボリーといった彩色を主張しない石が、ハートという形になったときの、そのなんとも言えない温かみ。
ハートという形はもちろん心臓の形を模したものだけど、「心」の象徴でもある。

銀のハートは髭のあるハート。作者は永井宏さん。こちらも宝物。

>>過去の「根本きこの島ごはん」を読む
・野草料理から考える、自由について
・貝殻拾って何をする?
・スイカについてあれこれ考えている
・薬味を刻んで

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