圧倒的なスピードとテクニック、そして強いメンタルで全仏女王の座を勝ち取ったエナン アルデンヌ。

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 2005年全仏オープンテニスが、6月5日(日)に閉幕した。女子シングルスはジュスティーヌ・エナン アルデンヌ(ベルギー)が圧倒的な実力と精神力の差を見せつけ2年ぶりの全仏優勝。男子では19歳ナダルが大接戦となった決勝を制し、1982年以来の初出場初優勝を決めた。

 6-1、6-1でピアスを蹴散らしたエナンだが、ここ1年ほどはウイルス性疾患、怪我などで苦しい日々が続いてきた。ただし自身4度目のグランドスラムタイトルのおかげで、「答えを見つけられた感じ」と長い自問の日々にも終止符を打った。世界ランキングも久しぶりに一ケタ台の7位に戻し、女子テニス界頂点へと完全復帰する日も近いだろう。



「かつてローランギャロスを闘った偉大なる選手たちの仲間入りを果たせた。まるで夢みたいだよ。」

 優勝カップを見つめながら喜びを噛みしめるナダルは、今回の優勝で世界ランキングが自己最高の3位へと上昇。決勝を戦った相手プエルタに「テニス界の歴史を刻む選手。伝説になる男だ」と言わしめた19歳は、休むことなく今週からハレ大会で芝シーズンへと突入する予定だ。

「芝サーフェスでも上達していきたい。僕向きのサーフェスじゃないことは分かってる。少し速すぎる。だから全英へ向けて、芝での練習をたくさんつむ必要がある。」

 クレースペシャリストが、芝やハードコートでどれだけ戦えるのか。19歳ナダルの挑戦はまだまだ続きそうだ。