By Gage Skidmore

Googleは著作権侵害などの問題でGoogle検索で表示される検索結果から情報を削除したい時の窓口として「コンテンツ削除リクエスト」のページを設けています。これにより著作権所有者が違法コピーなどの海賊版を販売・紹介するリンクを検索結果から削除するようリクエストできるのですが、映画製作スタジオのワーナー・ブラザースが、Googleに対して自社の公式ウェブサイトやAmazonの正式なDVD販売ページなどの削除を依頼していることが判明しました。

Warner Bros. Flags Its Own Website as a Piracy Portal - TorrentFreak

https://torrentfreak.com/warner-bros-flags-website-piracy-portal-160904/



Warner Brothers reports own site as illegal - BBC News

http://www.bbc.com/news/technology-37275603

ワーナー・ブラザースはGoogleなどの検索エンジンに対して違法な海賊版コンテンツを報告し、検索結果やインデックスの削除を要請しています。特に2016年は報告数が増加しており、著作権侵害の疑いのあるURLが400万件以上報告されているとのこと。

一方で、ワーナー・ブラザースのパートナーとして海賊版コンテンツを探し出しているVobileの削除依頼リストを見ると、海賊版コンテンツのURLに混じって、ワーナー・ブラザース自身が著作権を所有する映画「ダークナイト(http://www.warnerbros.com/dark-knight)」の公式ウェブサイトや、公式コンテンツをレンタル・販売するAmazonページ(https://www.amazon.com/Dark-Knight-Christian-Bale/dp/B001OGWY1W)などが記載されているのがわかります。



ほかにも映画「マトリックス」や「一枚のめぐり逢い」などについても、「warnerbros.com」のドメイン上にある公式コンテンツや、映画データベース「IMDb」のワーナー公式ページが「著作権侵害」として削除リクエストされています。合法的な自社コンテンツのリンクを自らの手で探しにくくしているようなものですが、これはワーナー・ブラザーズが委託しているVobileが海賊版コンテンツの検出を自動化した結果、間違ったURLが含まれているものと見られています。

Googleはこれらの削除依頼を受け、Amazon・IMDb・Sky Cinemaなどの合法的なライセンスを持つドメインについては何もしないことを発表していますが、「warnerbros.com」については引き続き調査中とのことです。Vobileの削除リクエストの詳細については、以下のページから読むことができます。

Vobile Inc - 著作権の削除リクエスト - Google 透明性レポート

https://www.google.com/transparencyreport/removals/copyright/reporters/12924/Vobile-Inc/