5日、20カ国・地域(G20)サミットに出席するため中国を訪れたテリーザ・メイ英首相は中国が参加する原子力発電所計画について月内に何らかの決定を出す考えを示した。写真は英ロンドン。

写真拡大

2016年9月5日、20カ国・地域(G20)サミットに出席するため中国を訪れたテリーザ・メイ英首相は中国が参加する原子力発電所計画について月内に何らかの決定を出す考えを示した。また、中国との関係については「世界規模の戦略的パートナー関係を築いている」と説明、「この関係を継続的に推し進めていくことは両国の目標」と指摘した。

中国広核集団(中広核)が率いるコンソーシアムがフランス電力(EDF)と予定しているのは英サマセット州のヒンクリーポイントC原子力発電所(HPC)建設計画。中国は180億ポンド(約2兆4800億円)と見込まれる投資総額の33.5%を出資する計画で、建設に伴う雇用創出は2万5000人規模に上るとみられている。

同計画はキャメロン前政権の支持を得ていたものの、政権交代後の7月29日、英政府は最終決定を当面見合わせると発表。詳細のより綿密な検討を行いたいとの考えを示していた。これを受け、中広核は同日出した声明で「計画を熟知するのに時間が必要という新政府の主張は理解できる」と表明しており、オランド仏大統領は今月5日のG20での記者会見で「この件は中国、英国、フランスの3カ国にとって非常に重要。各国は慎重に決定を下すと信じている」と述べた。(翻訳・編集/野谷)