鏡に映るギターをかき鳴らす自分を見つめ、シャツを脱ぎタンクトップ一枚でギュインギュイン。いままでで最も激しいタッキー。
オーディエンスに指差し、180度見渡したところにいたのは未亜だった……。
エアギター、遂に見つかる。「せいせいするほど、愛してる」7話。


衝撃的だった…「せいせいするほど、愛してる」7話


見られてしまった自分だけの秘密。ぐぁぁ……見ている方だって恥ずかしい。
海里も恥ずかしさを隠したかったのか、第一声は「コーヒーでいいか?」だった。いまの何ですか?と未亜に聞かれても、「夢でもみたんじゃないか?」と、とぼける海里。んなわけあるかっ!
でも、地位も才能もあるイケメン海里の秘密の趣味がエアギターで良かったと思えるのも、タッキーのキレのある演技だからか。

笑いながら「衝撃的だった」と話した未亜は、最終的に別れを切り出した。
エアギターが影響してないことを祈るばかりだけど、このところの修羅場続きでさすがに心が折れたのか、退職願を用意していた様子からして相当堪えていたのだろう。

どこへ行っても修羅場……。


未亜に代わり海里が大阪支社へ転勤した。身代わりになるところが海里らしいけれど、妻の優香も一緒。しかも海里のスマホを優香がチェックするという厳戒態勢だ。不倫がバレるとこうなるのか、怖いですねぇ……。

「運命がどっちに転ぶか、どうしても知りたい」
海里から何も知らされずにいる未亜からすれば、気持ちを確かめたくなるのも当然。お人好しの宮沢のアシストもあって、大阪行きが実現したものの……。
宮沢の友人の結婚式に同席したら宮沢の元カノが登場して、
「この泥棒!人の男に手ぇ出すなんて最低やな!」
「自業自得やろ、このアバズレ!」
いきなり罵声を浴びせられ、海里に一目会おうと病院に行けば、優香の意地悪な計らいで大阪の新居へ招かれてまでいびられる。しかも怨念を練り込んだハンバーグをこねながら「11歳から海里を好きだった」とマウンティング。

けしかけたのは優香なのに、海里から記入済みの離婚届けを見せられた優香はお皿をガッシャーン。転がっていたナイフを拾って「海里、一緒に死のう?」と海里に向ける。大惨事だ。
どの男といても修羅場に巻き込まれては罵倒される運命の未亜。耐えられない……。

ひきつった表情の海里を見ているのも限界だ。
散々暴れた上に「愛してるのはあたしだよね?」という優香に「ごめん」と一言。未亜と宮沢の前で「前に進みたいんだ」とはっきり伝えたのはカッコいい、優香が荒ぶっても紳士的な対応で、ここまでされても看病したり指輪を外さなかったりという誠実さはステキだけど、背負っているものが重たすぎる。
副社長でありながら広報部長の圧力にも逆らえず、狂った姉妹に牛耳られて、日々追いつめられていく海里がかわいそうで見てられない。

久しくタッキーの笑った顔をみていない。もっと胸キュンセリフが聞きたいのに、眉間にシワを寄せた表情が増えて口数が減っていくばかり。ビシッと着こなしたスーツ姿も背中が小さく見えてしまう。

その一方で「副社長のことを忘れるまで一緒におる」と腹を決めて、「一生幸せにする」と常にストレートに愛情をぶつけてくれる宮沢。ピンチの時に助けてくれる宮沢の株があがっていく。

「必ず迎えに行く。愛してるのは、栗原だけだ」
「そういう時間を一緒に重ねていこう。ずっと永遠に」
安心できる言葉を言われたにも関わらず未亜は一方的に別れを告げてしまう。
辛い思いをさせている後ろめたさもあるのか、プロポーズ級のセリフもどこか響かない。
タッキーに抱きしめられながら言われたら堕ちそうなシーンなのに、タッキーの魅力が発揮されていないような感じさえする。

こうなると、「栗原さんは俺が幸せにします」と海里に堂々と宣言した宮沢が頼もしく見えてくる。

予告では、終わったはずの不倫が会社に暴露され、タッキーが涙する姿も。修羅場はまだまだ続きそう……。
(柚月裕実)