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まる出版は9月6日、「上司にとられて嫌だと感じる行動に関する調査」の結果を発表した。調査は8月17日〜18日、20代〜50代のビジネスパーソン310人(男性155人、女性155人)を対象にインターネットで行われた。

「上司にとられて嫌だと感じる行動とは、どういった行動ですか?」と聞いたところ、1位「こちらの意見を聞いてくれない」、2位「失敗は部下のせい、手柄は自分のおかげ」、3位「相手によって態度を変えすぎる」、4位「良い時は認めず、悪いときだけ怒る」、5位「無理難題を押しつけてくる」となった。

男女別で見ると、男女とも「こちらの意見を聞いてくれない」がトップに。また、男性は「いつも結果ばかり気にしている」に不満を持つ人が全体平均よりも多く(14.2%)、女性は「良い時は認めず、悪い時だけ怒る」に不満を持つ人(15.5%)が全体平均よりも多いかった。

調査結果を踏まえて、『職場を幸せにするメガネ〜アドラーに学ぶ勇気づけのマネジメント〜』の著者である小林嘉男氏は次のようにコメントしている。

「なぜ上司は、部下の話が聞けないのでしょうか。それは、矢印が自分に向いているからです。如何に自分が正しいか、自分ができる上司であるか、自分が出世できるか、すべて矢印が自分に向いているからです。それが、『部下の話を聞かない』『失敗は部下、手柄は自分』という行為になって表に出てくるのです。もしあなたが上司として、部下がやる気がない、成長意欲が感じられないと感じているならば、そのことを嘆く前に、自分の矢印がどこに向いているのか、自問してみてはいかがでしょうか」