犬は叱ると反省するの?

帰宅するとゴミが散乱…布をかじってボロボロ…。
愛犬がイタズラをしたら、いけないことだと教えてあげなければいけません。
「ダメ!」と叱った時、しょぼんとしたり小さくなったりして反省しているような態度を取りますが、実はわんこはは反省することはないんです!

しょぼんとしている理由

叱ったときに反省しているような態度を取る理由、それは戸惑っっているからです。
人同士であれば、「これはしてはいけないこと」、と言葉で伝えることができますが、犬にはそれができず、犬自身も何のことで怒られているかわかりません。
反省しているように見えていたのは、実は理由がわからず困っているからだったのです。

反省に見える行動

怒られているときに、犬は自分の緊張や不安をやわらげ、相手の怒りを鎮めるために、転位行動と呼ばれるしぐさを取ります。

犬がとる転位行動は、

あくびをする目をそらす何かを探しているふりをする相手が見えていないようなふりをする

など、約30種類ものしぐさがあります。

これらのしぐさをするときに、さらに叱ったり叩いたりすると、大きなストレスを犬に与えていることになります。
犬は転位行動を取ることで、自分の緊張や飼い主の怒りを鎮めようとしているにも関わらず、飼い主がさらに叱ってしまうことで犬は追い詰められてしまい、吠えたりかみついたりすることがあります。
これを問題行動として捉えてしまいがちですが、その問題行動を助長しているのは飼い主自身です。
犬の習性やしぐさを理解し、お互い無理のないように躾をしていきましょう。

正しい叱り方とは?

犬の性格を考える

犬もそれぞれ性格が異なります。
陽気、内気、従順、人見知りなど、犬種によってだけでなく、その犬その犬によって性格は変わってきます。
例えば、臆病ですぐにビクビクしてしまう犬に大きな声で叱ったらどうなるでしょう?
ただでさえ臆病なのに、大きな声で叱られたことで、普通の犬が感じる倍以上のストレスを感じていることになるでしょう。

叱るときは、犬の性格に合わせた躾を行い、犬や飼い主にとって精神的に負担の少ない方法で行うようにしましょう。

叱るタイミング

犬は叱られている原因がわからないので、その理由を明確にしてあげる必要があります。
そのためには、叱るタイミングがとても重要です。
叱るのは必ず現行犯の時。
時間が経ってから叱っても、犬には前に起こった出来事と怒られた原因とを結びつける知能はないので、なぜ怒られているか理解できません。
必ずその場で叱るようにしましょう。

正しい叱り方

基本的に、叩いて叱ってはいけません。
叱るときは低い声で、「ダメ」「いけない」などの短い言葉で叱ることが大切です。
また、やりがちな叱り方として、イタズラしている光景を見たときに、叫びながら名前を呼んで注意をする仕方。
これは犬が遊んでもらっていると勘違いしてしまい、逆に喜んでしまいます。
叱るときは必ず低い声ですることで、「この声は今怒られているんだな」と犬が気づくことができます。

また、名前を呼びながら叱ることもしてはいけません。
これは名前を呼ばれると叱られることだ、と認識してしまうからです。
犬は名前を呼ばれると、楽しいことや嬉しいことがあると感じているので、その逆である叱られるというイメージを持たせないようにしましょう。

まとめ

犬の躾は言葉が通じない分、困っている飼い主さんが多いはずです。
しかし飼い主以上に、犬も困っています。
何に対して怒られているのか、何が正解なのかを必死に犬たちは考えているので、飼い主さんはそれに答えるような躾をしなければいけません。

愛犬と向き合いながらお互い学んでいきましょう。