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Appleが毎年秋に新製品や新サービスを発表するスペシャルイベントの開催が間近に迫っており、イベントでは最新モデルとなる「iPhone 7(仮)」が登場すると予想されています。これまでさまざまな「iPhone 7」に関するうわさや予想が立てられてきましたが、Appleのハードウェア製品の詳細を正確に予想することで知られるKGI Securitiesのアナリスト・Ming-Chi Kuo氏が「iPhone 7」のスペックをまとめて発表しています。

Noted Apple analyst drops yet more iPhone 7 details | The Verge

http://www.theverge.com/circuitbreaker/2016/9/5/12797204/ming-chi-kuo-iphone-7-rumors

Kuo氏がAppleInsider・MacRumors・9to5Macなどに投稿した予想スペックをまとめると、以下のようになっています。

◆01：5色展開

既存のiPhoneで提供中のローズゴールド・ゴールド・シルバーはそのままで、スペースグレイがなくなる代わりに「ダークブラック」と「ピアノブラック」が登場するとのこと。ピアノブラックは数量限定になる可能性があり、初回はストレージ容量の大きいiPhoneに限られることも予想されています。



◆02：ストレージ容量が増加

Appleは16GB・64GB・128GBモデルのiPhoneを販売していますが、iPhone 7からは最低モデルのストレージ容量が「32GB」になり、最大モデルとして「256GB」も登場するとThe Wall Street Journalが報じています。

◆03：「iPhone 7 Plus」は高スペックモデル

「iPhone 7 Plus」は大型ディスプレイだけでなくデュアルレンズカメラを搭載し、RAM(メモリ)も「iPhone 7」の2GBより多い3GBという高スペックモデルになるとのこと。

◆04：デュアルレンズカメラシステム

iPhone 7 Plusに搭載が予想される「デュアルレンズカメラシステム」には、広角レンズとテレフォトレンズが含まれると見られています。どちらも1200万画素のセンサーを備え、2つのレンズを組み合わせることで「光学ズーム」の機能や、Lytroのようなライトフィールドカメラの「後からピントを合わせる」といった機能を実現できることが期待されています。



◆05：耐水性能が追加される

新型iPhoneにはApple Watchと同じ「IPX7」クラスの耐水性能が追加されると見られています。一方でApple Watchは「防水ではない」として水に浸したりシャワーを浴びることを推奨していないため、Appleが公式的に「iPhone 7は防水です」と発表するかはわからないとのこと。

◆06：ヘッドホンジャックの廃止

ヘッドホンジャックの廃止に伴い、AppleはLightningポートをオーディオジャックに変換するコネクタを同梱すると見られています。また、ヘッドホンジャックがなくなることで、空いたスペースを活用して3D Touchの性能を向上させるのでは、とも言われています。



◆07：新型「A10」プロセッサ

iPhone 6シリーズに搭載のA9プロセッサ(1.85GHz)から、「iPhone 7」シリーズには2.4GHz、または2.45GHzのA10プロセッサが搭載される見込み。製造メーカーはTSMCと予想されています。

◆08：True Tone ディスプレイ

「iPhone 7」シリーズはiPad Pro 9.7インチモデルと同じ「広色域ディスプレイ」になるとのこと。これに合わせて環境光センサーを使い、周囲の光に合わせてディスプレイの色と明度を自動的に適応させる「True Tone ディスプレイ」にも対応すると見られています。

◆09：LEDライトが4色に

LEDライトのカラーが「2段階の暖色系」「2段階の寒色系」の合計4色で切り替えられるようになるとのこと。

◆10：ステレオスピーカー

既存のiPhoneはモノラルスピーカーでLightningポートの片方はマイクになっていますが、「iPhone 7」シリーズでは2基のスピーカーが搭載される可能性があります。

◆11：近接センサーの性能が向上

近接センサーが赤外線式からレーザー式に変更され、レスポンスの向上が期待されています。

◆12：FeliCaのサポート

日本市場限定で交通系ICやおサイフケータイに使われている「FeliCa」に対応する可能性について報じられています。

◆13：「iPhone 7」のベンチマークテスト

なんと登場前の「iPhone 7」のものとするベンチマークテストの結果をGeekBenchが公表しています。この結果ではiPhone 7のパフォーマンスがiPhone 6sより35％向上していることを示しています。ただしGeekBenchが公開したスクリーンショットはひとつがフェイクであることがわかっており、このベンチマークテストは「前回のフェイクよりはもう少し説得力がある」として9to5Macも取り上げています。



なお、これらの予想スペックがどこまで正しいのかどうかは、日本時間で9月8日午前2時から開始されるAppleのスペシャルイベントで明らかになります。GIGAZINEでは発表される情報をリアルタイムで更新していく予定なので、お楽しみに！ページ右上にあるTwitter・Facebook・Google＋などのGIGAZINE公式SNSアカウント、およびリアルタイム通知機能のウェブプッシュ通知をオンにしておくと、いち早く更新を受け取ることが可能です。

Apple Events - Keynote September 2016 - Apple

http://www.apple.com/apple-events/september-2016/