『怪盗探偵山猫』(神永学/KADOKAWA)

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 今年はじめ、亀梨和也が“謎多き天才怪盗役”を演じ、話題となったドラマ『怪盗山猫』。神永学が手がけた、その原作シリーズのスピンオフ作品「山猫の影」(全5話)が無料公開される。

 JTが運営するWEBサイト「ちょっと一服ひろば」での公開となるが、第1話だけは雑誌『ダ・ヴィンチ』10月号と「ダ・ヴィンチニュース」の特設ページでも公開される。

 本編となる「怪盗探偵山猫」シリーズは神永学の人気作品。窃盗犯の「山猫」は、悪党から金を盗み、悪事を暴いて颯爽と姿を消す、いわば現代の「鼠小僧」。「金は盗むが人は殺めない――」。それが天才怪盗・山猫のモットーだ。

 今回のスピンオフ「山猫の影」は、山猫の逮捕に執念を燃やす警視庁の警部補・犬井が主人公。これまで何度も山猫に苦渋を飲まされてきた犬井のもとに、山猫とされる窃盗事件が伝えられる。

 犬井が現場である新宿区のオフィスビルに赴くと、指紋採取などの鑑識作業が行われていた。いかにも新進IT関連企業の社長然とした男が、2人の刑事から事情聴取を受けている。

 金庫に入れておいた約1億の現金と新作アプリの開発データが盗まれたのだという。

<有料コンテンツで荒稼ぎする、貴殿の会社のやり方には、憤りを覚える。よって、天誅を下す   山猫>

 犬井は、開いたままの金庫の中に残されていたというメモに目を向ける。

 何かがおかしい―。 何とも言えない違和感を覚えつつ現場を後にした犬井だったが……。