【ソーシャルゲーム】アイテムを盗まれたら訴えられる?

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スマートフォンの登場以降、便利さ気軽さを武器にゲーム業界で著しい発展を遂げたソーシャルゲーム。ポケモンGOが社会現象となり再び注目を集めているわけだが、そのソーシャルゲームにも「盗難」が存在するのはご存知だろうか?「何を言っているのかわからない!」という方も少なくないと思うが、ここでいう「盗難」は物理的な盗難ではなく、アカウントの乗っ取りなどゲームのプレイを妨害する不正アクセスのことだ。こうした事例は頻繁に報告されており、「教えて!goo」にも「先日ゲームのデータを盗まれたのですが、盗まれないためには何をすれば最適かを教えて下さい」という投稿がなされている。

■盗まれないためにはどうすればいい?

この投稿に対しては以下のような回答が見られた。やはりパスワードの管理が大切なようだ。

「無駄かもしれませんが一応、公式サポートに一報は入れておくのが正規利用者の義務です。(中略)…本人承諾の上で、パスワードを変えさせる・質問者さんも含め絶対に誰にも口外しないという二点を遵守させて経過を見守ることをお勧めします」(anonymousC0WARDさん)

「ゲームが、どのアカウントになり、紐付けなどがあるのか確認する」(て2くんさん)

■では盗まれた後はどうすればいいの?

今回はネット上のトラブル解決に実績のある清水陽平弁護士に話を伺った。

「パスワードがあるにもかかわらず、勝手にアクセスすれば不正アクセスとなります。不正アクセス禁止法はあくまで不正アクセスをしてはいけないということを定めているだけであり、個人の権利として認めているわけではありません。そのため、不正アクセスをされたということが、直接損害賠償請求の根拠となるわけではありません」

なんと不正アクセスを理由に加害者を訴えることはできないという。

「不正にアクセスされることで精神的なショックや、アイテムを盗まれる等があればそれに関する精神的負担等があり得るので、それについての損害賠償(慰謝料)を求めることができる余地があります」

損害賠償という手法を使うことで訴えること自体は可能であるようだ。しかし、清水弁護士は以下のように続ける。

「損害賠償を請求する先は、不正アクセスをした本人です。ただし、本当に不正アクセスをしたといえるのかということについて、証拠をもって立証する必要があるため、実際にはかなり難しいのではないかと思います」

不正アクセスに関しては、少なくとも現段階においては法律に頼るのは難しいようだ。なればこそ、こうした被害に遭わないように日頃からパスワードの管理に気を配るなど事前の対策を心がけるようにしたいものだ。

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