「ピャーー!」奇妙な鳴き声で威嚇するカエルがキモかわいい

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先日、南アフリカ共和国に住む男性が奇妙な声で鳴くカエルを撮影し、話題となっている。

風船のように膨れ、声で威嚇する

そのカエルの名前はケープ・レイン・フロッグ(学名:Breviceps gibbosus)。

撮影をしたのはアマチュア・カメラマンのSimon van Nieropさんだ。

彼は家族と飼い犬と一緒に、南アフリカのケープタウンにあるTokai Forestという森林地帯を散歩していたという。

すると飼い犬の「ルル」が地面にカエルを発見。それは風船のように膨れており、近づくと威嚇し、猫みたいな鳴き声を発したそうだ。

YouTube/Caters Clips

YouTube/Caters Clips

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彼は取材に対し「私たちは、ひどく大笑いしました。誰もがこんな声を出す、奇妙なカエルがいることに驚くと思います。今までこのようなカエルを見たこともありません」と語っている。

ケープ・レイン・フロッグには毒はなく、普段は土の中に生息。雨が降る前などに、地上へ姿を現すのを見かける場合があるという。そのため地元では幸運のカエルとして珍しがられているとか。

湿った場所や湿地などに住み、ミミズや昆虫を捕食。逆に水が苦手で、水中に入れると溺れてしまうこともあるそうだ。

乾燥地帯に住む同じ仲間のカエル

またこれと同じ仲間と思われるカエルの動画も、以前から公開されている。そのカエルの名前はデザート・レイン・フロッグ(学名:Breviceps macrops)。

体長は4cmから6cmほどで、先ほどのカエルよりも可愛い鳴き声を出す。

サボテンのような多肉植物の低木が茂る砂漠や、霧が発生し乾燥に強い植物が育つ場所に住んでいるとされ、昼間は深さ10cmから20cmほどの地中で過ごし、夜になると餌を求めて地上へ這い出し活動するという。

オタマジャクシの期間を持たず、卵から直接若いカエルの姿となって孵化するそうだ(直接発生)。そのため水がなくても湿った環境なら繁殖できるとされている。

The IUCN Red List of Threatened Species

The IUCN Red List of Threatened Species

絶滅危惧種に指定されている

デザート・レイン・フロッグは、主に南アフリカ共和国の北西部にあるナマクアランド海岸から、隣国ナミビア南西部のリューデリッツまでの範囲に生息。

The IUCN Red List of Threatened Species

The IUCN Red List of Threatened Species

海岸線から10kmほど離れた場所で、約2000平方キロメートルのエリアに分布しているとみられている。

しかしこの付近ではダイヤモンドの採掘が盛んで、道路建設や人間の居住スペースの開発に伴い、ケープ・レイン・フロッグの生息範囲が減少。

個体数も減っていることから絶滅危惧種にも指定されている。

このような可愛いカエルが消滅しないよう、保護活動に力を入れていただきたい。