日本と中国の子どもたちの大きな違いに、放課後の過ごし方があるだろう。日本の小学生は、放課後に友達と遊んだり、課外活動に参加したりして自由に過ごすことが多いが、中国では宿題が多すぎて遊ぶ暇などないのが現状だ。中国の子どもたちのメガネ着用率が高いのも偶然ではないだろう。(イメージ写真提供:123RF)

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 日本と中国の子どもたちの大きな違いに、放課後の過ごし方があるだろう。日本の小学生は、放課後に友達と遊んだり、課外活動に参加したりして自由に過ごすことが多いが、中国では宿題が多すぎて遊ぶ暇などないのが現状だ。中国の子どもたちのメガネ着用率が高いのも偶然ではないだろう。

 この教育の価値観の違いは、日本に引っ越してきたばかりの中国人にはなかなか理解できないことのようだ。中国メディアの一点資訊は、駐在員として日本に引っ越してきた中国人一家の「宿題」にまつわる体験を紹介した。

 記事によるとこの中国人駐在員は、小学1年生になる息子の成績が優秀であることを誇りに思っていたそうだ。中国では、幼稚園からすでに成績至上主義が始まっており、「おりこうな子」とは成績の良い子どもを指す場合が多い。これは人格形成も重視する日本の教育とは違うところだ。

 この違いは一学期が終わった時に表面化したという。1つの宿題が不合格だったと子どもが泣いて帰ってきたことに驚いた父親は、すぐに担任に会いに行ったそうだ。担任の先生からは、成績がとても優秀だと褒められたものの、「1年生にとって最も重要な宿題は完成していない」と言われたそうだ。それは「50人の友達を作ること」で、この父親は全く納得できなかったと綴った。

 しかし、在日歴15年という中国人上司から日本人の教育方針は素晴らしいと教えられ、見方が変わったという。日本では「小さいころに人間関係を構築し、社会と交わって集団生活を送る方法を学ぶのは一生の財産になる」と考えられていると紹介。事実、こうして育った子どもたちは生き生きとしていて、幼少期の楽しい思い出という宝を持って大きくなり、大人になってからは様々な分野で活躍する友人たちという人脈を持つことになるのだという。

 これは、マナーや人間関係に問題があっても、成績が良ければすべてよしという中国的な価値観とは大きく異なっていると言えるだろう。のびのびとした環境の下で、友達と自由に遊べる日本の子どもたちは幸せだと感じさせられるエピソードだ。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)