中国の路上ではドイツ系や米国系、日系車や韓国系など、中国自主ブランド以外の自動車をよく見かける。もちろん中国自主ブランドの自動車も見かけるが、それ以上に合弁メーカーの車が走っているのが現実だ。(イメージ写真提供:123RF)

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 中国の路上ではドイツ系や米国系、日系車や韓国系など、中国自主ブランド以外の自動車をよく見かける。もちろん中国自主ブランドの自動車も見かけるが、それ以上に合弁メーカーの車が走っているのが現実だ。

 自動車情報プラットフォームのマークラインズによれば、2016年1-7月における中国自動車市場のシェア累計は中国自主ブランドが約42.5%であり、残り約57.5%は海外メーカーのシェアとなっている。うち日系車のシェアは約15.7%であり、ドイツ車の約19.5%に次いで外資メーカーとしては2番目に大きなシェアを獲得している。

 中国メディアの捜狐はこのほど、「中国人は日系車が大好きだ」とする一方、「日本人は中国メーカーの自動車を好むだろうか?」と問いを提起する記事を掲載。さらに、問いかけに対する答えとして「日本の路上では、中国車を見かけることはまずない」と指摘している。

 この事実について、記事は「考えさせられる」と苦言を呈し、「日本や韓国の自動車がすばらしいのは、それぞれの国民が自国企業の自動車を買い支えており、海外メーカーの自動車を買わないからだ」と主張する一方、中国人は合弁車は買っても中国自主ブランド車は人気がないのが現実と指摘した。

 記事は結論として、中国自主ブランド車の発展は中国人消費者たちの手に委ねられているのに、中国人が中国自主ブランド車を購入しないため発展できずにいると主張。これがいまだに中国自主ブランド車が発展できずにいる「根本的な問題」であるとし、読者に対して、より積極的に中国自主ブランド車を買い支えるよう暗に訴えかけた。

 日本の自動車メーカーが現在ほど大きな発展を遂げたのは日本人消費者が買い支えたためではなく、各国の消費者と真摯に向き合い、消費者の需要を満たす車を作ってきたためだ。こうした点が理解できず、中国人消費者が中国車を買い支えれば中国メーカーも発展すると考えているようでは、発展は難しいと言わざるをえないだろう。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)