見つけた!行方不明の彗星着陸機フィラエをついに発見。ミッション終了控える相棒の探査機ロゼッタが撮影

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欧州宇宙機関(ESA)が、チュリュモフ・ゲラシメンコ彗星に着陸したものの、直後からその行方を見失ったままだった彗星着陸機フィラエを発見しました。彗星は現在地球から遠ざかる軌道にあり、ESAと彗星探査機ロゼッタおよびフィラエの管制を行ってきたドイツ航空宇宙センター(DLR)はほぼ1か月前にフィラエにお別れを述べていました。フィラエは、ロゼッタが撮影した最新の写真の右端に見きれるような格好で写っていました。その姿を拡大した画像では、巨大な岩の下で小さな岩の間に頭を突っ込むような格好で横転しているフィラエの姿をしっかりと確認できます。また着陸直後とは日の当たり方も違うであろうものの、フィラエはちょうど大きな岩の影になる位置にあり、やはり太陽電池による発電ができなかったのはこのためかとも思わせられます。またESAはこの写真に写るフィラエの状況から、フィラエの着陸から通信が途絶えるまでのおよそ3日間に得られた地表データに具体的な位置の情報を追加して、より詳細な分析につなげられる可能性が高くなりました。

ようやくフィラエを発見できた喜びのもつかの間、彗星とともに地球から急速に遠ざかりつつあるロゼッタのミッションは今月末には終了の予定です。その最期はフィラエと同様に彗星へ着陸(というよりはぶつけるという表現のほうが正しいかも)することになっているものの、せっかく降りるのなら10年あまりも暗い宇宙を一緒に旅した相棒の近くへ降ろしてやってほしいものです。