(神韻芸術団フェイスブック)

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 思わずこっくりしたときに、自分をつねって寝ないようにした経験はありませんか? 古代の学生も、眠気を払うために自分を痛めつけたようです。

 後漢の時代(25〜220年)、 貴重な時間を居眠りで無駄にしてしまうことに嫌気がさしていた孫敬は、縄の端を髪に、もう片方の端を天井の梁(はり)に結びつけました。首がうなだれると頭皮が引っ張られ、目がさめるようにしたのです。この努力が実り、傑出した政治家となりました。

 戦国時代(紀元前475〜221年)の戦略家、蘇秦(そしん)は高い志を抱いていましたが、自分が仕えたいと思う指導者にことごとく断られました。不屈の精神で書斎に閉じこもり、日夜を問わずに戦術を学びました。唯一の相棒は、先の尖った錐(きり)でした。眠くなると太ももに刺し(血も出たことでしょう)、勉学を続けました。

 1年後、書斎を出て国中をまわり、六つの敵対する国を統合し、秦に対抗できる同盟を形成しました。

 痛みも厭わず勤勉に励んだ二人の偉人の逸話から、懸梁刺股(けんりょうしこ)という慣用句が生まれました。

(神韻芸術団フェイスブックより)