上海ディズニーランドのダフ屋チケット問題は、テスト営業が始まった頃から非難の的になっている。50人あまりの「ダフ屋」が逮捕されたというニュースが伝えられると、上海ディズニーのダフ屋チケット問題が再び注目されることとなった。

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上海ディズニーランドのダフ屋チケット問題は、テスト営業が始まった頃から非難の的になっている。50人あまりの「ダフ屋」が逮捕されたというニュースが伝えられると、上海ディズニーランドのダフ屋チケット問題が再び注目されることとなった。だが、さらに注目すべきは、ダフ屋が販売する上海ディズニーランドのチケット価格相場は、約4000元(1元は約15.5円)から200元に急落したという報道だ。この現象に対して、上海ディズニーの人気が下火になってきたので、チケット1枚さえも購入できないという状況はもはや消滅したと見る向きもある。だからこそ、ブームが去った上海ディズニーがどうやって人気低下を食い止めることができるのかという点も注目となる問題だ。北京商報が伝えた。

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上海ディズニーは、中国市場への参入が決まった時点から、広く世間の注目を集めてきた。さらには、中国のテーマパークが生き残れるかどうかと憂慮された。だが、ブームがだんだんと去っていくにつれて、上海ディズニーがいかにして来園客をひきつける魅力を保つのかという問題が、キーポイントとなってきた。

シンクタンク易観智庫の朱正●(火偏に日に立)アナリストは、この問題について、次の通りコメントした。

「中国においてディズニーのようなテーマパークはリピーター率が低い。個人ベースでみると、1年に何度も行く人はほぼ皆無で、行く回数はほとんどの人がせいぜい1年に1、2回程度だ。また、開業当時は来園者が詰めかけるが、その後はだんだんと減少していくという状況自体は、旅行製品が本来持っている特徴の一つといえる。実際にディズニー側も、中国市場での期待が高すぎることで、ディズニーにデメリットがもたらされるのではないかと心配していた。上海申迪集団有限公司董事長で上海ディズニープロジェクト協力企業の董事長も務める范希平氏は、『テスト営業で問題点を見出し、外部の高すぎる期待を少し下げておく』と話した」。

また、来園者への新鮮感を保つと同時に、「多くの外国企業が中国市場に参入した後に、現地化問題に直面するケースが往々にして見られる」という指摘もある。上海ディズニーのこれまでの営業状況を見る限り、現地観光客に起こる様々な状況についても、ディズニー側が解決に乗り出したが、その効果が表れているとは言えない。管理面から言えば、上海ディズニーは利益を上げられないと厳しく指摘したことのある、万達集団の王健林董事長はこのほど、「上海ディズニーの建設コストは万達の9倍以上に上り、管理コストは少なくとも5倍以上となる。また、上海ディズニーは、1000人以上の外国人を招いて管理体制を敷いている」と述べた。

このほか、上海ディズニーも現地テーマパークとの競争に直面している。易観智庫の朱正●(火偏に日に立)アナリストは、「現地のテーマパークと比較して、上海ディズニーの入場券価格はかなり高いため、ディズニーランドのソフト・ハード施設は、かならず国内テーマパークより優勢を保つ必要がある。さもなければ、来場者をひきつける魅力は低下してしまう」と指摘した。上海ハッピーバレー(歓楽谷)のチケット正規料金は230元だが、115元の半額特別料金が販売されるときもあり、上海ディズニーのピークシーズン価格より240元も安くなっている。また、中国ではここ数年、テーマパークの建設ラッシュが続いている。上海だけを見ても、ディズニーランドのほか、上海ハッピーバレーや上海瑪雅海灘水公園などがあり、さらに上海郊外にも多くのテーマパークが開園しており、いずれも上海との競争関係にある。さらに、北京に開園予定のユニバーサルスタジオも、上海ディズニーランドにとって強力なライバルとなるであろう。

易居研究院シンクタンクセンターの厳躍進総監は、「上海ディズニーは、来園者の新鮮感の低下という問題に注目しなければならない。単に来園者数が減少したという問題はそれほど深刻ではない。重要なポイントは、適宜新たなイベントを増やすことで、顧客のリピーター率を高める努力をしなければならない」との見方を示した。公開情報によると、上海ディズニーランドの総面積は390ヘクタールで、第一期開園後、第二期・第三期の拡張を計画している。また、米ウォルト・ディズニー・カンパニーのロバート・アイガーCEOは、メディア取材に対し、「上海ディズニーランドは現在、拡張を進めている」と話した。(提供/人民網日本語版・編集KM)