2014年の7月に成田・ダナン(ベトナム)間の直行便が就航したことにより、この2年ほど人気が高まっている、ベトナム中部への旅。

日本からの旅行者に人気の過ごし方は、美しい砂浜を誇るダナンを中心とした海沿いの高級リゾートホテル滞在ですが、滞在中ぜひ訪れてほしいのが、ダナン市の南方30kmに位置し、トゥボン川の河口に位置する沿岸都市世界遺産の街、ホイアンです。

ダナンからは循環バスや、ホテルのシャトルバスで40分〜1時間程度と、十分日帰りできる距離ながら、ダナンとは全く異なる趣を楽しめる、観光必須のスポットと言えます。

ホイアンはチャンパ王国時代(192年 - 1832年)からの古い港町で、16世紀末以降、ポルトガル人、オランダ人、中国人、日本人が来航し、国際貿易港として19世紀まで繁栄しました。一時期は日本人も1000人以上が住まい、日本人街を形成していたそうです。

江戸幕府の鎖国後は日本人街は衰退しましたが、後に華僑の人々が多く住まい、現在も、当時の中国人街を中心に中国南部の色合いの濃い古い建築物や街並みが残されています。

街の中心部を流れるトゥボン川沿いに並ぶ、中国風黄色い街並みに、咲き誇るブーゲンビリアの美しい対比をバックに、ベトナムの明るい南国の日差しにそよぐヤシの木、キッチュな色合いの観光船が行き交う様子は、ホイアンならではのフォトジェニックな光景です。

この歴史的な街並みは、幸いにもベトナム戦争時代に破壊されることなく、当時の趣と繁栄ぶりを現在に伝える貴重な文化遺産として、1999年(平成11年)に「ホイアンの古い町並み」としてユネスコの世界文化遺産に登録されました。

この街並みは、もちろん昼間に訪れても素晴らしいのですが、ぜひトライしてほしいのが夕暮れ時。

乾季には灼熱とも言えるほどの昼間の暑さがやわらぐ頃、辺りのお店のランタンに灯りがともると、そろそろホイアンのマジックアワーの始まりです。

ほのかな灯りに歴史建造物がふんわりと浮かび上がり、なんとも幻想的なのです。

お勧めの過ごし方は、夕暮れ時に合わせ、トゥボン川沿いのレストランやカフェに席を取り、街並みにふんわりと浮かび上がるランタンと移り行く空の色を眺めてのんびりと過ごすこと。

月に1度、満月の夜に開催されるランタン祭りの日には、トゥボン川にたくさんのランタン(灯篭)も流され、さらにムードが盛り上がります。

※ランタン祭り以外の日にも、露店のような形でランタン(流し灯篭)を売っていますが、流される数はやはりランタン祭りの日が一番です。

トゥボン川の日暮れを楽しんだら、ぜひお店を後にして街歩きを楽しみましょう。

とっぷりと日が暮れた後は、アンホイ島の夜市を冷やかすも良し、旧市街でお土産を見ながらランタンの灯りのもとそぞろ歩くも良し。

完全に日が暮れてからの街歩きも、お祭り気分で楽しいものです。

もちろん、余韻を楽しみつつ、新たなレストランに入って、ホイアン名物に舌鼓という楽しみ方もあります。

ホイアンに滞在する場合はもちろん、滞在はダナンのホテルだけという場合も、ぜひホイアンには夕暮れ時まで滞在してみてください。昼間とは違う幻想的な街の顔が見られますよ。

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