3日、中国で歯の痛み訴える男の子が病院を訪れた。痛みは虫歯が引き起こしていると思われたが、治療すると見つかったのはなんと虫。地域に伝わる民間療法が原因だった。

写真拡大

2016年9月4日、広州日報によると、中国では虫歯は「虫牙」といい、口の中に虫がいて、歯に悪さをして痛みを生じさせるという迷信があったが、虫歯で痛みを訴える子どもの口から、本当に痛みの原因とみられる虫が見つかった。

広州市にある中山大学付属病院を、虫歯で顔が腫れているとみられる男の子が診察に訪れた。医師が診察したところ、すでに虫歯が進行中の状態なのが確認されたが、実は問題はそこではなかった。

治療を開始し、虫歯のある歯茎を切開すると、通常なら見つかるはずの化膿(かのう)はなく、出血とともに出てきたのは白く細い虫のような糸状の異物だった。見つかった糸状の異物は4本。調べてみると、異物は線虫で、歯の痛みの原因はこの線虫だと判明した。

保護者に話を聞くと、広州の地元では、「子どもが虫歯を痛がったら、小さなカエルを捕まえて来て、口の中に入れて“虫”を駆除すればと治る」という民間療法が昔から伝わっており、この子どもも以前にそのようにして虫歯を治したことがあったという。

医師は、今回の痛みはカエルに寄生した虫の卵が原因だった可能性が高いと指摘。こうした迷信や民間療法は医学的な根拠がないものが少なくなく、子どもに不必要な危害を加えることになりかねないと、注意を促している。(翻訳・編集/岡田)