東京の吞ん兵衛たちがこよなく愛する居酒屋メニューの1つと言えば「煮込み」。

おそらくそれぞれの吞ん兵衛がそれぞれの愛する「煮込み」の味があり、どれが一番というのは人によって様々であろう。

まことしやかにささやかれている東京三大煮込みや五大煮込みというものには、森下の「山利喜(やまりき)」、千住の「大はし」、月島「岸田屋(きしだや)」、立石「宇ち多゛(うちだ)」、門前仲町「大坂屋(おおさかや)」の5つが挙げられている。

どのお店ももちろん甲乙つけがたいのだが、その中でご紹介したいのが、足立区・北千住の「大はし」だ。

「大はし」の創業は1877年(明治10年)。

東京における酒場においても、一、二を争うほどの老舗の居酒屋だ。

そんな老舗の居酒屋の店内はカウンターとテーブルがあり、全部で45席。

ここまで座席があるにもかかわらず、開店と同時にお店は満員になってしまう。

このお店の名物はなんと言っても「牛にこみ」と「肉豆腐」。

こちらの牛にこみは、牛のスジ肉の部分と肩肉の部分を、醤油と砂糖で甘辛く煮たもの。

すき焼きのわりしたを、もっとあっさりしたようなダシで煮込んだその味わいは、お酒との相性バツグン。

肉とうふは、牛肉の量は減るのだけれども、同じ鍋で煮込んだおおぶりの豆腐が供されるというメニュー。

たっぷりと七味を振りかけて豆腐と牛肉を味わえば、牛のウマミがしみ込んだあっさりとしたすき焼き風の味わいに箸が止まらない美味しさなのだ。

常連さんが集う足立区・北千住の「大はし」。

そこには明治時代から愛され、今後も永遠に変わることのない、絶品の煮込みの味わいがあるに違いないのだ。

※ただし、お店を訪れる際はしっかりとルールを守った上で、この酒場を楽しんでもらいたい。

<<こちらのお店のルール>>
・写真撮影の禁止

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お店 大はし
住所 東京都足立区千住3-46
営業時間 16:30〜22:30
定休日 土・日・祝