5日、韓国の朴槿恵大統領は中国の習近平国家主席との会談で自らの不眠の悩みを吐露し、終末高高度防衛ミサイル・THAADの韓国配備の必要性を強く訴えた。資料写真。

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2016年9月5日、韓国の朴槿恵(パク・クネ)大統領は中国の習近平(シー・ジンピン)国家主席との会談で自らの不眠の悩みを吐露し、終末高高度防衛ミサイル・THAAD(サード)の韓国配備の必要性を強く訴えた。

韓国大統領府によると、20カ国・地域(G20)首脳会議出席のため中国・杭州を訪問中の朴大統領は5日午前、習主席との中韓首脳会談の席で「私の広くない肩に、5000万の国民の生命と安危の責任を負わねばならないという極めて重い使命感があるため、夜もよく眠れずにこの問題を心配している」と述べ、THAAD配備が避けられない手段であると訴えた。

朴大統領はまた「大統領として、いかにして北朝鮮の核とミサイルの脅威からわが国民の命を守ることができるか腐心している」とし、THAADの配備が国家元首として選択すべき正当な自衛的措置である点を強調した。さらに、「北朝鮮が無謀な核・ミサイルによる挑発をしないよう抑止力を持つことは、韓中両国の共同利害関係である朝鮮半島の平和安定にも役に立つ」と述べた。

これに対し習主席はミサイル配備に反対する姿勢を崩さず、朴大統領の訴えにも両者の主張は平行線をたどった。

報道を受け、韓国のネットユーザーからは多数のコメントが寄せられており、「僕はあなたのせいで頭に来てよく眠れない」との声が最多の共感を得ている。他にも「5000万の国民が誰のせいで眠れないのか考えてほしい」「頼むから何も気にせずゆっくり寝ておくれ」「外に出掛けるのはいいけど、口から出任せはもうやめて」「セウォル号の惨事はどの大統領の時だったかな?」「その5000万から僕は除いてくれ。あなたになんて期待したくない」など、大統領への皮肉めいたコメントが目立つ。

さらに、「あきれるとはまさにこのこと」「笑わせるにしてもあまりにばかげている」「怖い。そうやって国民のためと言いながら何をしてきたか分かってるのか」「よく眠れてない顔ではなさそうだが」「正気とは思えない」「それなら自分で考えてみろ。米国の言いなりになってないで」「面白過ぎる。もうお笑い芸人も必要なさそう。でも一方ではこんな現実が悲し過ぎる」など、怒りや諦めのような声も多数寄せられた。(翻訳・編集/吉金)