女性として生まれて不満に感じること

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生まれるときに自分の性は選べない。たとえ選べたとしても、後になって不満は生じるかもしれない。今回は「教えて!goo」に寄せられた「女性性」にまつわる相談「私が女に生まれて不満に思った事」を紹介しよう。

相談者さんは10代後半の女性。月経期間は体調が悪くなったり、女性らしくふるまうことを求められたり、走るときや寝転ぶときに胸を邪魔に感じたり、男性よりも力がなかったりなど、女性として生きることで感じる不満を綴っている。この相談に対し、どんな回答が寄せられているのか。

■男もつらいよ!

多かったのは男性から「自分は男に生まれて不満である」との声。いくつか紹介しよう。

「例えば公園のベンチで休憩中、近くに女の子がやってきて遊び始めた。それを見ていただけで不審者扱い。理由は『女の子の近くに居るオジサン』だから。こっちが先に公園に居たのに酷い扱いです」(yonesanさん)

「平日=普通の男性は働いている」と見られがちなので、平日昼間にブラブラしている男性は警戒されがち。女性だとそうは思われないから、ある種の逆差別ともいえるだろう。

「私は、56年間男をやってきて、男のほうが優位などと思ったことは、一度もありません。むしろ、男だからという理由で、何かと厳しい要求をされるのは、嫌でした」(blue5586pさん)

blue5586pさんの若い頃は、パワハラがあたりまえだった時代で、上司からひどい罵りを受けていたこともあるという。女性よりも男性のほうが、職場では厳しい扱いを受けやすいのは、はるか昔の名残なのだろう。

■女性で良かった、と思える日もやってくるはず

一方で、相談者さんを擁護する声も少なくない。

「私は男ですが、つくづく男性優位の社会だなあと感じます。ぱっと思いつくものを挙げていくと、
1.給料が多い。出世しやすい。
2.夜の一人歩きでも安全に帰れる可能性が高い。
3.歳を取ってもいい。
4.成功すると、純粋に自分の実力だと思ってもらえる。
5.他人にじろじろ見られない。
などがありますね」(ぷりんたいさん)

とくに働いたことのある女性なら、共感できる項目が多いのではないだろうか。男女平等が叫ばれて久しいが、一般的に男性のほうが収入が高く、夜道で異性に狙われることもない。現時点で、それは確かである。

「何より質問者様が女性だったからこそ生まれる命があるかもしれないので『女』という事で良かったと思える日がきっと来ますよ!」(sakatatoruさん)

現在、子どもを産める体であるのは、女性だけだ。筆者は妊娠・出産経験がないため安易な発言は控えるが、出産したことのある女性からは「(妊娠・出産を)女性にしかできない貴重な経験だと感じている」と聞く。それも一理あるのだろう。

女性として生きることも大変だが、男性として生きることにもまた別の苦労があるのだと思う。心と体の性が一致していない人も同様だ。どんな性であろうと、幸せなこともあるし、不幸せなこともある。100%満足のいく生き方をできる人なんていない、と考えると今よりもっと生きやすくなるのではないだろうか。

オーロラ・スシ(Ikeda Sonoko)