「日本人は誠意がある」、「日本人はまじめだ」という評判が中国大陸や台湾をはじめとする世界で立つのは、実際に誠意やまじめさを示している日本人がいるからこそなのかもしれない。台湾メディア・聯合新聞網は2日、日本人の誠実さを感じさせる出来事がこのほど、台北市内の茶店で発生したと報じた。(イメージ写真提供:123RF)

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 「日本人は誠意がある」、「日本人はまじめだ」という評判が中国大陸や台湾をはじめとする世界で立つのは、実際に誠意やまじめさを示している日本人がいるからこそなのかもしれない。台湾メディア・聯合新聞網は2日、日本人の誠実さを感じさせる出来事がこのほど、台北市内の茶店で発生したと報じた。

 記事は、現地時間1日午後1時半ごろに同市松江路にある茶店で、台湾人女性が忘れていった手提げ袋を店員が誤って別の日本人客に渡してしまうトラブルが発生したと紹介。女性が忘れた袋にはブランド物の高級腕時計などが入っていたとのことで、女性は慌てて店に戻るも時すでに遅し。警察に連絡して、袋を持ち帰った人物を捜すことになったとした。

 そのうえで、袋を渡された60歳の日本人客がその日の夜間違いに気づき、翌朝起きると直ちに茶店を訪れて袋を返却したと説明。受け取った店員は日本人客と女性にそれぞれ謝罪をするとともに、日本人客の誠意を称賛したと伝えている。

 一般的な日本人であれば、店で自分が買ったものではない袋を店員から渡されて持ち帰り、その事実に気づけば店に連絡するなり店に戻るなりするのではないだろうか。今回の件も取るに足らない話のように思えるのだが、それがわざわざ現地メディアに報じられるということは、現地では決して「取るに足らない話」ではないのである。

 自分がもしそのような場面に遭遇して、店員から他の客が忘れていった物を間違って渡されたならばどのような行動を取るだろうか。おそらくこの日本人客と同様、気づいた時点ですぐにでも店に戻って返却しようと考えるはず。しかし、その一番の理由は「誠意があるから、正直だから」ではない。ズバリ、面倒な事に巻き込まれたくないからだ。当事者の日本人客の脳裏にも、多少そのような思いがあったのではないだろうか。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)