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例年、夏になると日本では熱中症がニュースになる。今年も熱中症による累計搬送人数(2016年4月25日〜8月28日総務省消防庁報告)は全国で4万人を超えた。日本人にとっても油断大敵な夏の暑さだが、外国人はどう感じているのだろうか。そこで今回、日本在住の外国人20人に「日本の熱中症」に関する意識調査を実施した。

まず、日本で熱中症になったことがあるか聞いたところ、経験者は20人中3人。経験者には当時の状況について、未経験者には意識している熱中症予防について聞いてみたので、印象に残った回答を見ていこう。

Q.日本で熱中症になったことはありますか。経験がある人はそのときの状況を教えてください。経験がない人は熱中症予防のために意識していることがあったら教えてください。

■熱中症になったことがある
・「熱中症かどうかは定かではないですが、夏で長い時間食事を摂(と)れずにいたら激しい頭痛が始まって、気持ち悪いときがあったんですが、食べたら治りました。普段は水をよく飲むようにしてます」(イタリア/30代前半/男性)
・「ある。外と冷房がきいた部屋に出たり入ったりしたせいで、頭がガンガンしてついに熱中症になった」(台湾/20代後半/女性)
・「はい、あります。すごく目まいがしました」(インドネシア/40代前半/女性)

■熱中症になったことがない
・「ないです。重くても毎日飲料のペットボトルを持ち歩きます。絶対熱中症にならないと思います」(ブラジル/20代後半/男性)
・「ありません。予防として、毎日たくさん水分を摂るようにしています」(ウクライナ/30代前半/男性)
・「ありません。よく水を飲んでいます。トイレもよく行きます」(タイ/30代前半/男性)
・「日本で熱中症になった事がないです。できるだけ12時から16時までは出かけないほうがいいと思います」(モンゴル/30代前半/男性)
・「ないです。夏は常にペットボトルを持って水を飲んでいます。出かけも夕方からにしています」(フランス/30代前半/男性)
・「ない。できるだけ長い時間外にいない、水分を摂る、帽子をかぶる」(ロシア/20代中盤/女性)
・「熱中症はしたことはないですが、なるべく、暑いときに外出を控えるなど。もしくは冷房がある施設で時間を過ごします」(フィリピン/40代前半/女性)
・「なったことがありません。熱中症にならないためによく水を飲んだり、長袖など暑くなる服を着なかったり、できるだけ陰のあるところを歩いたりしています」(スペイン/30代前半/女性)
・「日本で熱中症になったことがありません。熱いところで仕事しているため、塩飴(あめ)や1時間ごとの水分補給を徹底しています」(ルーマニア/30代前半/女性)

■総評
高温多湿な日本の夏、屋外ばかりか屋内でも起こる可能性のある熱中症。熱中症の症状には、熱中症経験者があげた頭痛や目まいのほか、大量の発汗、吐き気、だるさ、筋肉のけいれんなどがある。特に炎天下の中、無理に運動をしたり、外出をしたりすると、熱中症のリスクも高まるため、正しい予防法を知ることが大切である。

熱中症未経験者の多くが回答しているように、熱中症対策としてまず、「水分」の補給は欠かせない。外出中はもちろん、暑い室内でも水分をこまめに補給することがポイントだ。そのほか、回答にあがったのは「日中の日差しを避ける」という予防法。気温が高く日差しが強い日中は、できるだけ外出を控えることも賢い選択のようだ。外出をする際は、ペットボトル飲料や水筒を持ち歩くほか、帽子や日傘の使用、薄着を心がけ、熱中症のリスクを減らせるとよいだろう。

また、一部に「塩飴」をあげた人がいたが、熱中症対策では、水分と同時に失われる「塩分」の補給も重要となる。水分・塩分の補給に日よけ対策……熱中症の予防法を習慣づけて、夏の残暑を元気に乗り切ろう。

※写真と本文は関係ありません

調査時期: 2016年7月16日〜2016年8月15日
調査対象: 日本在住の外国人
調査数: 20名
調査方法: インターネット応募式アンケート