3日、台風接近などの影響で韓国の一部地域に豪雨警報が出され、国民安全処が国民向けの緊急速報メールを発信したが、一部の市民には届かず、またある市民には一晩の間に100通以上が届くという混乱を巻き起こした。資料写真。

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2016年9月3日、台風接近などの影響で韓国の一部地域に豪雨警報が出され、国民安全処が国民向けの緊急速報メールを発信した。しかし韓国・YTNによるとこのメール、一部の市民には届かず、またある市民には一晩の間に100通以上が届き、混乱を巻き起こした。

韓国・釜山地域の市民に対し緊急メールの配信が始まったのは2日午後11時10分ごろ。以降1時間ほどの間に、釜山に住むキム・ヨンドクさんのスマートフォンには緊急事態を知らせる82通のメールが届いた。すべて国民安全処からの同じ内容ながら、届くたびに何事かと気になって眠れない。まさに深夜の「メール爆弾」だ。

なぜこんな事態となったのか。問題は「CBS(セル・ブロード・キャスティング)」と呼ばれる緊急メール発信機能にあった。同システム発信のメールはまず通信会社のメーンサーバーに送られ、そこから特定地域の契約者の携帯電話に配信される。通信会社のメールサーバーが受信するとCBSに「発送完了」の信号が返される仕組みだが、「完了」が確認されなければCBSは5秒ごとにメールを再発信する。今回は2G回線で「完了」の信号が送られず、メールの再発信が続いていたことが分かった。

その結果、通信会社LGの2G回線契約者2万人余りに最大104通のメールが送られ、また、SKTの2G回線契約者5万人余りにはプログラムの不備によりメールが一切届かなかった。国民安全処は3〜4日の週末の間にプログラム修正を行い、5日以降は正常に運用可能としている。

これに、韓国のネットユーザーからはさまざまなコメントが寄せられた。

「国民テロ処だな」
「僕はLTE4Gだけど、1時間半くらいの間に100通以上のメールを受け取った。スマホが壊れたかと思って電源を入れたり切ったり、本当にあきれたよ」
「豪雨どころか、雲がちょっと浮いてた程度だったけど?」

「いざ戦争になったら国民安全処のメール担当バイトが逃げ出して、誰もメールを受け取れなくなるだろう」
「10通くらいなら分かるけど、100通って…」
「ストーカーでもここまではしない」
「夜中に何やってるんだよ?何一つまともにできないんだな」

「緊急メールなんだから届かないよりはまし。ただ100通はひどいな」
「2G回線契約を終了するための手口かも?」
「こんな調子でも、最近僕を心配してくれるのは国民安全処だけ」
「メールが届かないとか文句を言われてるから、安全処が100通一気に送りつけたんだろう。復讐成功」(翻訳・編集/吉金)