中学2年生のプロ棋士が誕生した。愛知県瀬戸市の藤井聡太君で、14歳2か月はこれまでの最年少だ。「羽生善治三冠と戦ってみたい?」と聞かれ、「それはすごく強いです」と頼もしい。

過去に中学生でプロ棋士になったのは、加藤一二三、谷川浩司、羽生善治、渡辺明の4棋士がいる。「神武以来の天才」といわれ、14歳7か月でプロ入りした加藤九段の記録を藤井君が5か月縮めたことになる。

字よりも先に覚えた将棋!5歳からおばあちゃんが手ほどき

藤井君は5歳の時におばあちゃんから教えてもらい将棋を始めた。字を覚えるより将棋を覚える方が早かった。10歳でプロ棋士を養成する「奨励会」に入会した。奨励会は六級〜三段で構成されており、藤井君は13歳2か月で三段に昇格している。

三段に昇格すると、約30人と半年間かけてリーグ戦を戦い、上位2人が四段に昇格してプロ棋士になれる。1年間でプロ棋士になれるのは4人だけ。26歳までにプロ棋士になれなければ、奨励会を退会しなければならない厳しい道だ。

羽生三冠は「これから棋士として注目を集めることになると思いますが、それを乗り越えて歴史に名を残す棋士になることを期待しています」と期待を込める。

橋本五郎(読売新聞特別編集委員)「新しい天才の登場というか、素朴でおそらく将棋のことしか考えていないという雰囲気でいいですね。まっすぐに育ってほしいな。おばあちゃんは喜んでいるでしょうね」