■連載/オンナは男のココが気になる!

 会社の同僚や学生時代の友人など、親しい仲間を迎えての楽しいお酒は、ついつい遅い時間まで盛り上がってしまうもの。そんな日の翌朝、気になるのが顔の“むくみ”。朝、鏡に映った自分の顔を見て「顔デカッ!」と、眠気が覚めた経験をお持ちの方も多いのではないでしょうか。

飲みすぎた翌朝のむくみ、どうする?

 お酒を飲むと利尿作用が働くので、むくむどころかしぼんでしまってもおかしくないのに……。一見、矛盾しているように感じますよね。この“むくみ”のメカニズムは、こうです。

1.アルコールを摂取する 
2.それによって、排尿を抑制している「抗利尿ホルモン」の働きが低下してしまう
3.排尿によってカラダが“脱水”状態に
4.脳の指令で水分をどんどん摂取しようとする。そして水分過多状態になり、むくみに。

 お酒を飲んで喉が渇き、水をゴクゴク飲むことでもむくみにつながりますが、もっとタチが悪いのは、水分を摂る代わりにアルコールで続けてしまうこと。抗利尿ホルモンの働きがさらに低下し、脱水状態もよりひどく、より水分を欲して、むくみも最高潮に、という悪循環に陥ってしまうのです。

飲みすぎた翌朝のむくみ、どうする?

前日にお酒を飲みすぎて、朝、鏡に映った自分の顔を見てショックを受けたことがある人も多いのでは?

 結局のところ「飲みすぎに注意!」ということなんですよね。「それができれば苦労は……」と突っ込まれそうなので、いくつか解決策を紹介しましょう。

◎塩分の強いおつまみは×

 そもそも塩分は、水分ととても仲良しです。体内に塩分が多いと、水をため込みやすくなってしまうのです。これはむくみ対策だけでなく“水太り”対策にも言えること。だし汁やスパイスの効いたメニューなら、塩分が薄めでも食べごたえは感じられるはず。まずは、おつまみ選びから注意してみましょう。

◎帰宅してすぐに寝ない

 決して、夜更かしを勧めているわけではないので言い換えると、「少しだけ早く宴会を切り上げて、家でクールダウンする時間を作ること」。これはその日に摂った水分を寝る前に排出するためでもあります。就寝中は、排尿を抑える「抗利尿ホルモン」が働きます。夜中にトイレに起きなくてすむようにという、よくできたカラダのシステムです。ところが、水分過多の状態になっていても、そのまま排尿されずに朝を迎えてしまうため、結局全身水分たっぷりのむくみ肌になってしまうのです。「酔っ払って帰宅してそのままバタンキュー」は避けましょう。

◎むくみ対策の入浴は翌朝に

「むくみ対策には血行促進がいい」という話をよく聞きますが、確かにそのとおりです。しかし、帰宅直後のアルコールが血管を巡っている状態の時は避けて、翌朝、入浴すること。軽いストレッチ、頭皮のマッサージなどもОKです。それでもむくみがひどい方は、漢方やサプリメントを上手に活用しましょう。

 

文/今泉明子

医学博士・皮膚科専門医。東京ミッドタウン皮膚科形成外科ノアージュ院長。しわの注入治療では認定指導医を務めるなど、肌のスペシャリストとして活躍。美容を中心に手掛ける皮膚科でありながら、患者の40%が男性という、美肌男子のかけこみドクター。

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