1

指を受話器にしてスマートフォンでの通話ができるようになるスマートストラップが「Sgnl」です。イヤホンやヘッドホンをしていなくても周りに音漏れする心配はなく、スマートフォン単体で通話するよりもクリアに音が聞こえる上に、活動量計などとしても使用可能なスマートなデバイスになっています。

Sgnl - Make Phone Calls with Your Fingertip by Innomdle Lab - Kickstarter

手首に何かを巻いた状態で何かを聞いている男性。



その音質のクリアさに多くの人が驚きの表情を隠せません。





彼らが使っていたのは、スマートストラップの「Sgnl」。指で通話が可能になる、という聞いただけでは一体どんなデバイスなのか想像しづらい端末です。



Sgnlはそれ単体で腕に巻いて使用することもできますが、時計やスマートウォッチのストラップ部分と置き換えることもできます。



使い方は簡単で、まずはスマートフォンとSgnlをBluetoothでペアリング接続します。



すると、スマートフォンに電話がかかってきた際に、Sgnlがブルっと振動して通話を知らせてくれます。



電話に出るにはSgnlに付いている銀色のボタンをタップ。





そして、Sgnlを巻いている腕の指を耳の穴に当てればOKです。



SgnlにはBCU(Body Conduction Unit)と呼ばれる装置が内蔵されており、これがスマートフォンで受信した通話を振動に変換し、指先から通話内容を聞こえるようにしてくれます。変換される振動は低出力のものなので人体に害はなく、指で耳の穴に栓をすれば振動が耳の中で増幅してクリアな音声が聞こえるようになるそうです。



周囲にたくさん人がいる際に電話がかかってきても……



Sgnlなら音漏れがないので周囲に通話内容を聞かれる心配もありません。



また、騒々しい場所で通話してもクリアに音声が聞こえます。



Sgnlは普通の腕時計のストラップとして使用したり……



スマートウォッチのストラップとして使用したり……



単体で使用したりが可能です。



普段使用している時計のストラップをSgnlに替える方法は以下のムービーで解説されています。

Sgnl - Attaching to your classic watch - YouTube

また、専用アプリを使って……



メールやカレンダーアプリなどと連携させることも可能。



他アプリと連携するとどうなるかというと、例えばリマインダーアプリやカレンダーアプリと連携させれば、スマートウォッチのように予定を振動で伝えてくれるようになります。手首にピッタリフィットした状態でSgnlが振動するので、大切な用事を見逃すこともありません。



さらに、活動量計としても使用可能。



肌身離さず装着しているものなので、1日の活動量を正確に計測してくれそう。



そんなSgnlは現在クラウドファンディングサイトのKickstarterで出資を募集中。募集金額は5万ドルに設定されていたのですが、記事作成時点で既に5倍以上の25万ドル(約2600万円)超を集めており製品化はほぼ確実。119ドル(約1万2000円)の出資でSgnlをひとつゲット可能で、日本への配送には送料として別途24ドル(約2500円)が必要になります。

なお、Sgnlの出資期限は2016年10月8日の23時です。

Sgnl - Make Phone Calls with Your Fingertip by Innomdle Lab - Kickstarter

https://www.kickstarter.com/projects/sgnlstrap/sgnl-make-phone-calls-with-your-fingertip