夏の疲れがドッと出る、残暑厳しい今の時期。そんな時はいつもと違って、ツーンとしたアンモニア臭の“疲労臭”が出て、体臭がキツくなることが……。

疲労臭が出やすい人とそうでない人、それは生活習慣にもよるところが大きいようです。今回は、今の時期だからこそ気をつけたい、疲労臭が出やすくなる生活習慣をご紹介していきます。

■夏の終わりは要注意…疲労臭って何?

疲労臭とは、体に疲労が蓄積した時に出る体臭のこと。疲労臭はニオイの発生する仕組みが、“汗臭い”というニオイとは異なります。皮膚の表面上に発生した雑菌ではなく、体内から出る“アンモニア”が原因となっていて、ツンとした体臭となります。

“疲労臭”の原因となるアンモニアは、筋肉疲労の回復や腸内細菌のはたらきなどにより発生し、肝臓で尿素に分解されたあと、毒素がほとんど取り除かれた状態で尿となって体外へ排出されます。そのため、健康であればアンモニアは体内に蓄積されません。

しかし、疲労により肝臓の働きが弱まり、体内でアンモニアを分解する能力が低下してしまうと、皮膚の毛穴から出る汗や皮脂とともに排出されてしまうのです。これが”疲労臭”の正体です。

■疲労臭が出やすい生活習慣4つ

疲労臭を出さないためには、体に疲れを溜めずに、肝機能を酷使しないこと。また腸内環境を整えることもニオイ防止に役立ちます。まずは、以下のような生活習慣には注意しましょう。

(1)夜更かしや睡眠不足

睡眠不足や夜に眠らない生活が続き、体のリズムが乱れると、肝機能にも負担がかかります。ゆっくり休めるよう、睡眠の質も重視しましょう。

(2)油ものや肉食が多い

食物繊維が少なく、肉食過多になると腸内環境が悪化し、便秘のもとに。溜まった便がアンモニアを発生させ、疲労臭につながります。疲れが溜まっている時は、野菜を多く摂り、油の少ない食事にして、腸内環境を悪化させないようにしましょう。

(3)お酒の飲み過ぎ

お酒の飲み過ぎは、大量のアルコールの分解により肝臓機能が低下します。アルコールを飲む際は、枝豆・豆腐などの豆類、オルニチンを多く含むシジミ・チーズ、クエン酸を多く含む梅干し・柑橘類・黒酢などを一緒に摂るといいでしょう。

(4)働き過ぎ、ストレスが多い

ストレスも肝機能を低下させるもとに。食生活が乱れるくらい長時間働くことで生じる肉体疲労も、体内の代謝が低下する原因になります。この機会に、自分のライフスタイルを見直してみるのもいいでしょう。

このように、“疲労臭”に影響する生活習慣は心当たりのある方も多いのではないでしょうか。夏の疲れは避けられませんが、残暑の時期は一度生活を見直し、疲れを溜めこまない体作りを心がけましょう。

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