学校の連絡網で「固定電話がない家庭」はいったい何が問題なのか?

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今や、1人に1個持っていて当たり前になりつつある携帯電話。今では子どもから年配の方まで、携帯電話を活用しています。

そういった時代背景からか、段々と“固定電話回線を引いていない家庭”が増えているようです。しかし一方で、「固定電話が無い家庭は問題アリ」という意見もあるようなんです。

そこで今回は、「なぜ固定電話が無いと信頼を失ってしまうのか?」を、小学校教師として勤めて30年になる男性と、元小学校の校長先生から教育者としての観点で貴重な意見を聞いてきました。

早速、チェックしていきましょう!

 

■連絡網には携帯と固定電話の両方記載がルール

連絡網は、子供の学校からの緊急連絡など、重要な伝達ツールであるため、携帯電話と固定電話、両方の記載が必須とされているケースが多いようです。その理由として男性教員はこう語ります。

「学級閉鎖や運動会の延期といった連絡網の多くは朝用いられます。“朝は皆、自宅にいる”という共通認識があります。固定電話にかければ確実に連絡がとれるという概念から固定電話番号の記載をお願いしています」

では逆に、携帯電話番号の記載もするようにしているのはなぜでしょうか? 同じく男性教師に聞いたところ、

「お子さんの急な発熱やケガといったとき、連絡をするのは朝よりも昼間が多くなります。出かけている親御さんも多いので、こういったときは携帯電話に連絡出来るというのは心強いんです。出先でも連絡がとれますから、すぐ対応してもらうことが可能になります」

とのこと。連絡網が多く使用される時間帯と親の居場所のことを考えて、両方の番号の記載が望まれているのだということがわかります。

 

■携帯番号のみで生じるリスク・トラブル

連絡網を巡ってのトラブルは意外に多いようです。実際に連絡網の使用の際に困った経験のあるママ数人にお話しを聞いてきました。すると“固定電話の無い家庭”を相手にトラブルになっているケースが大半を占めました。

「固定電話の番号の記載がない家庭がうちの次で、記載してあった携帯電話番号にかけたら“この番号は現在使われておりません”と。学校側に通じなかったと連絡を入れ、さらに通じなかった家庭の次の家庭にも電話をかけて……と手間がかかって大変」(30代女性・専業主婦)

携帯電話を他社に乗り換えると割引になるということもあり、頻繁に携帯を買い替える人もいます。その際、逐一番号の変更を学校にきちんと申告しておかないと、いざ使用するときに周囲の親御さんや保育・教育現場に迷惑をかけることになります。

「携帯しか記載していない家庭に限って、電話に出ない気がする。連絡網が回るのが遅くなって最後の方の人が“誰が止めてたの?”とグループLINEで来て……ママ友トラブルの原因にもなった」(30代女性・パート)

連絡網は早急に伝えたい情報を回すもの。それにも関わらず、連絡の周知徹底に時間がかかってしまうというのは問題ですよね。連絡を遅れさせた犯人探しになってしまうと、先まで尾を引くトラブルの原因になってしまいます。

また、そもそも論になってしまいますが、“両方の記載”をお願いされているにも関わらず携帯番号しか用意しないのはおかしい、という声もあります。

「“固定電話と携帯の2つを連絡網に記載”と学校側から連絡が来ているのに、携帯番号しか教えないというのはそもそも常識がない。必要なものは用意するのが常識だと思う」(40代女性・匿名希望)

家庭のお財布事情も絡んでくるので、“固定電話回線を引いていないから悪”だとは一概に言えませんが、こういった意見もあるということを頭の片隅に置いておきたいところです。

 

■固定電話が教育現場で信頼に繋がる理由

かつては固定電話の権利が高値だった時代もあり、無形ではありますが資産として信頼のひとつとして存在していたのです。

昔は“固定電話”が信頼の証としてクレジットカードの審査などにも用いられていたこともあり、今もなお“信頼”に大きく関わってきているのでは……と元小学校校長はいいます。

「固定電話回線の権利を買うのに、数万円した時代があったんですよ。今ではその権利も数千円にしかならないそうですが。今は携帯電話だけでいいかな……という家庭が増えてきていますが、教育現場では今でもやはり“固定電話”のある家庭とそうでない家庭は信用度が違います」

近年では、時代背景に併せて携帯電話の番号だけで連絡網を作成している保育・教育機関もあるとのこと。ですが、依然として電話番号の信頼度は固定電話の圧勝というのが現実です。

 

いかがでしたか? 連絡がつけばいいじゃないか、と携帯電話だけで運用しているご家庭も多いことと思います。しかし、連絡網で固定電話と携帯電話番号が求められることには理由があるのです。そして、信頼に大きく関わるというのは昔の風習の名残だったのですね。

固定電話も基本使用料が安く、運用の方法では家庭全体の通信費の削減も可能です。携帯のみのご家庭は、固定電話の導入で信頼度アップを図ってみてはいかがでしょうか。

(ライター 清水希枝)

 

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