「世界でもっとも美しい街」と称される、チェコの小さな街、チェスキークルムロフ。

ボヘミアの森に守られ、街がもっとも繁栄したルネッサンス時代の街並みをそのまま残す旧市街は、世界遺産に登録されています。

この街の景観を特徴づけているのが、街のシンボル、チェスキークルムロフ城。街を見下ろす高台にそびえ、小さな街には不釣り合いなほど壮大な姿は存在感抜群です。

街のあちらこちらからその壮麗な姿を望むことができるので、地図を見ずとも難なくたどり着くことができるはず。

チェスキークルムロフ城は、ボヘミア地方ではプラハ城に次ぐ規模をもつ大きな城。その歴史は、13世紀に南ボヘミアの貴族ヴィートコフ家によって築かれたところからはじまります。

当初はゴシック様式の小さな城でしたが、その後持ち主が入れ替わるたびに増改築が繰り返され、バロック、ルネッサンス、ロココといった、時代を代表する建築様式が見事に融合した巨大な複合建築となりました。

城のお堀には、街のシンボル的存在のクマが飼育されています。いつからクマが飼われていたか定かではないものの、16世紀後半にはすでに飼育の記録があったというチェスキークルムロフ城の名物的存在。

筆者が訪れたときは残念ながらクマの姿は見られませんでしたが、ぜひ覗いてみてください。

メインの城内の見学はガイドツアーのみ。ガイドツアーのルートには2種類あり、ルート気肋襪領蘿卞欧筌襯優奪汽鵐好襦璽燹▲丱蹈奪サロン、仮面舞踏会の間といった、豪華な部屋の数々を周ります。

ルート兇任蓮△つて街を支配したシュヴァルツェンベルク家の肖像画ギャラリーや、19世紀のインテリア、調度品の数々を見学できます。

城の内部は写真撮影禁止のため、ぜひご自身の目で華麗なる貴族の世界を確かめてみてください。ガイドツアーのスケジュールはあらかじめ決まっており、すぐに入場できるとは限らないので、城内を見学したい場合は時間に余裕をもって訪れることをおすすめします。

ガイドツア―に参加しなくても、城の塔には有料でのぼることができます。

塔の上からは、城の全景や緑に囲まれた街のダイナミックな風景が楽しめます。上から見ると改めて城の大きさが実感でき、その迫力に圧倒されてしまいます。

敷地内の散策は自由。必ずしも城の内部を見学せずとも、この壮大なお城を楽しむことができるのです。

無料で入場できる美しく整備された庭園もあるので、ゆったりと流れる穏やかな時間に身をまかせてはいかがでしょうか。

メインの城から城の庭園にいたる橋を渡った先には、チェスキークルムロフを一望できる絶好のビュースポットがあり、これを見逃すわけにはいきません。

橋の上からも十分素晴らしい景色が楽しめますが、さらなる絶景はこの先に…

旧市街とチェスキークルムロフ城の塔、そのあいだを大きく湾曲して流れるヴルダヴァ川という、チェスキークルムロフのもっとも素晴らしい街並みが一度に見られるこの場所は、最高の撮影スポット。この風景を見れば「世界でもっとも美しい街」という表現が説得力をもって胸に迫ってくることでしょう。

ただその景色を見ているだけで幸せな気分になれるチェスキークルムロフの街。ここは現代に残された、「おとぎの世界」なのだと思わずにはいられません。

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