秋の行楽シーズンがいよいよ到来しました。
夏の暑さも五輪の熱気も、少しクールダウンした今、美しい自然を眺めつつ、心と体をリフレッシュしてみるのはいかが?
今回ご紹介したいのは、千葉県君津市にある「濃溝の滝」です。読み方は、「のうみぞ の たき」です。
都心から約1時間〜2時間で行ける立地ながら、まるで絵画のような神秘的な景観は、インスタグラムから火がつき、瞬く間にその人気は広がり、いまや話題沸騰のスポットなのです!

数年前まで知る人ぞ知る場所だった。寓話の世界へ迷い込んだかのよう……


まるでジブリ。都心に近い幻想的な秘境

洞窟の中から射し込むキラキラした朝陽が、水面と木々を神々しく彩る ──。
そんな幻想的な世界へ誘う濃溝(のうみぞ)の滝の写真が、SNSにアップされて以来、テレビをはじめ様々なメディアで取り上げられるようになり、一気に話題のスポットに……。
「まるでジブリの世界のよう」。
奇跡的な美しい瞬間に立ち会えた人は、そんなふうにこの景色を称えています。
都心から近い場所に、ファンタジックな世界が存在していたことに、多くの人が驚いたのではないでしょうか。


江戸時代に、人の手で岩盤がくり抜かれた

濃溝の滝があるのは、千葉県君津市の清水渓流公園内。笹川の渓谷が美しい景勝地であり、「濃溝温泉 千寿の湯」という源泉掛け流しの温泉もあります。
1周15分ほどの散策路(こならの路)を渓流の浅瀬に向かって歩いていくと、濃溝の滝に行き着きます。
岩盤をくり抜いた大きな洞窟には、段差があり、渓流はこの洞窟を通り広がっていきます。じつはこの洞窟、350年程前である江戸時代に、人の手によって削られたもの。
この地域に流れていた、くねくね曲がった川を真っ直ぐにするため、岩盤が掘削されたのですね。川の流れを人工的に変えることを「川廻し」と言いますが、川廻し工事により洞窟の中を渓流が通り、川は整備されたのですが、結果、奇跡的にも人の手が生み出したものと思えない景観を生んだのです。

人が掘削したと思えないほど自然に溶け込む。川に入って撮影する人も多い

人が掘削したと思えないほど自然に溶け込む。川に入って撮影する人も多い


撮影はお彼岸過ぎがベスト。晴れた日の早朝が狙い目

新緑の春には春の、目映い光が射しこむ夏には夏の、木々が色づく秋には紅葉など、四季を通じたよさがありますが、撮影するベストシーズンは9月!(洞窟の中から美しく、幻想的な朝陽が射し込むのはだいたい9月頃まで)。
「3月のお彼岸過ぎと9月のお彼岸過ぎの、晴れた日の朝6時半から7時半頃」が撮影の絶好のチャンス! とはいえ、お彼岸前後は混み合うことは避けられないため、時間的に余裕をもって出かけてくださいね。
また、光の射し込み具合によって、光がハート形に見えるそうですが、そうしたロマンチックなショットの撮影に成功した人はまだ少ないよう。
また、洞窟前は浅瀬なので、川に入って撮影することもできますので、ベストショットを狙うなら、長靴かビーチサンダルを持参すると◎。沈みかけた夕陽が射し込む幻想的な雰囲気に魅了されるファンもいますし、四季折々様々な表情を見せながら、光のコントラストを変えていく様を楽しむのもステキなので、ぜひ最高の一枚を狙ってみてくださいね。

「ジブリの世界」とも称される、水面に光が映る様は美しすぎる!

「ジブリの世界」とも称される、水面に光が映る様は美しすぎる!


クルマの場合、「千寿の湯」を目指せば迷いません!

【クルマでのアクセス 】
■東京からアクアライン → 君津IC → 房総スカイライン → 県道24号を片倉ダム方面に。
県道24号の進行方向右手に道の駅「ふれあいパーク・きみつ」が見えたきたら、そこから1.5kmで「千寿の湯」に到着します(看板を見逃しがちなので「幸福の鐘」という大きな看板を目印にしてもOK!)。
「千寿の湯」は濃溝の滝がある清水渓流広場に隣接しているのですが、迷いそうな場合は「千寿の湯」の住所(千葉県君津市笹1954-17)をナビ目的地に設定を。
【電車利用の場合】
■電車/JR久留里線「上総亀山」駅下車、タクシーで約10分