バルサ、FWガビゴルのインテル移籍に憤慨 サントスへ法的措置も

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 日本代表DF長友佑都が所属するインテルは30日、サントスからブラジル代表FWガブリエウ・バルボーザを獲得したことをクラブ公式サイトで発表した。この移籍に際して、バルセロナがサントス側へ怒りを表している。イギリスメディア『Tribal Football』などが3日に報じた。

 “ネイマール2世”と称されるガブリエウは、リオデジャネイロ・オリンピックのブラジル代表メンバーに選出され、大会で2ゴールを記録。同国史上初の金メダル獲得に大きく貢献し、ヨーロッパ挑戦が決定した。

 同紙によると、この移籍の裏でサントス側に契約違反があった模様。バルセロナは2013年夏にサントスからブラジル代表FWネイマールを加入させた際に、ガブリエウの優先交渉権も獲得していたようだ。

 しかしバルセロナは、サントスから送付されてきたインテルからのオファー内容に関する文書が十分に記されているものではなかったと主張。さらに、同クラブはサントスに対して、ガブリエウ放出を認めないよう求めたが、結果的に移籍が成立したことに憤りを感じているようだ。

 現在、バルセロナはこの契約違反によって生じた損失金額の支払いをサントス側へ求めることを画策しており、法的措置をとる可能性もあるという。今後の展開に注目が集まる。