【意外と知らない】3年間保存可能なガソリンの缶詰!

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かなりの割高だが緊急時に有効なアイテム

ガソリンスタンド過疎地問題についてはニュースで目にすることもあるが、高速道路でのガソリンスタンド空白地帯問題も同様に深刻になっている。

国土交通省によると、2016年4月現在、高速道路上のガソリンスタンド間の距離が100km〜150kmの空白区間が61区間、150km超の区間が16区間あるという。

全国の高速道路でのガス欠は、1日あたり約40件も発生。そのうち150km超の空白区間では、100km未満の区間より、ガス欠件数は約1.8倍も上昇するという。

さらにスタンドの営業時間(24時間営業でないスタンドはたいてい20時または22時までの営業時間である)によって空白時間帯が発生することもある。

その燃料切れ対策として、東海北陸自動車道・城端SAや舞鶴若狭自動車道・三方五湖PA、中国自動車道・吉和SAをはじめとした休憩施設で販売しているのが、緊急用のガソリンの缶詰。

ガソリンの缶詰? と思うかもしれないが、まさに災害時の非常食と同じような感覚でガソリンを詰めた缶詰である。そもそもガソリンは、長期保存ができないものだが、この缶詰は、特許を取得した独自の缶封入技術で製造されており、このガソリン缶詰の使用期限は3年間もある。

製造・販売元の「ガソリン缶詰」という会社での販売価格はレギュラー4缶入り(計4リットル)で3780円。ハイオク4缶入りで3920円となっている。単純にガソリンと考えるとベラボーに高い。しかし、3年間の保存期間があれば、緊急時用、災害時用にという考え方ができる。ちなみに4缶セットのパッケージの中身は、1リットルサイズのガソリンの缶詰4本、給油セットとして、紙製のじょうごと缶きりが同梱されている。

ただし、SA、PAでも消費期限があることから、店頭在庫を豊富に備えているわけではないし、緊急時以外のお客には販売しない場合もあるという。災害時用にという場合は、ネットなどで購入するのが良いだろう。

ちなみに現在、高速道路でのガソリンスタンド空白地帯問題を解消するべく、新たな仕組みに向けての実証実験がスタートしている。高速道路を降りてからのガソリンスタンドで給油して同じICから戻っても高速道路を降りずに利用した料金で利用できるという「路外給油サービス社会実験」がそれだ。

ETC車限定で、道東自動車道・十勝清水IC、磐越道・新津IC、東海北陸自動車道・福光IC、中国自動車道・吉和ICおよび六日市ICで実施されている。

(文:青山義明)